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昨日、最高の富士山の眺めを期待して、丹沢・塔ノ岳に登りました。秦野駅では青空が広がっていたのですが、バスに乗ってヤビツ峠に着いた時には、空模様が少し怪しくなっていました。
私は、今日はダメかもな〜と思いながら、登山口から塔ノ岳を目指して歩き始めました。ニノ塔に着くと、案の定、曇り空が広がってしまい、丹沢大山や相模湾の眺望がイマイチになりました。私は、「あ〜あ、面白くないな〜。天候は時の運だからしかたないんだけど・・・。」と思いました。
ニノ塔から三ノ塔、行者ヶ岳と表尾根を忠実に辿りましたが、天候は一向に良くなりません。そのせいか、紅葉も今ひとつのような気がしました。
もう一つ面白くなかったのが、私の大好きなリンドウの花びらが開かず、ほとんどが蕾のままであったことです。いくつかのリンドウは、律儀に花びらを開いてくれていましたが・・・。
行者ヶ岳を過ぎた辺りから、だんだん腹が立ってきて、よっぽど引き返すか、少し戻って三ノ塔尾根で大倉に下山しようかと思いました。
しかし、それはあまりにもワガママすぎると思い、計画通りに表尾根を歩き続けました。もちろん、単独行なので、計画を自由に変更はできるのですが・・・。
その後、表尾根を順調に進み、塔ノ岳に登頂しました。途中、晴れ間が少し見えた時もあったのですが、パッと晴れることはありませんでした。当然の如く、富士山は影も形もなかったです。
悪いことに、塔ノ岳山頂で風が強く吹き始めて、寒くなってしまいました。私は、お楽しみのビールを飲む気になれず、サッサと下山することにしました。
下山は、塔ノ岳から大倉尾根を、センブリとキッコウハグマを観賞しながらノンビリと歩こうと思っていましたが、何を思ったか、鍋割山への縦走に計画を変更してしまったのです。
なぜ、そうしたのか自分でも良く分かりません。花好きの私が、センブリとキッコウハグマの観賞を放棄して、大倉尾根を下るのをやめたのか??今考えると、まったくおバカとしか思えません。実際、バカだったと反省しています。もしかすると、このまま富士山の姿が見えない大倉尾根を下っても、つまらないと思ってしまったのかもしれません。
そして、何年かぶりに鍋割山から後沢乗越ルートを歩きました。そのルートは、やや急なところもありましたが、とても歩きやすい登山道でした。リンドウもそこそこ咲いていました。
後沢乗越から西山林道終点に下りる途中で、キッコウハグマを一つだけ見つけました。私にとって、これはたいへん幸運なことでした。私は、このなけなしのキッコウハグマを、時間をたっぷりかけて写真に撮りました。それは、とても可愛らしいキッコウハグマでした。
いろいろと書きましたが、結局何を言いたいのかというと、天候は時の運だということです。天気予報が快晴でも、曇り空になってしまったことは過去に何度もあります。山歩きにおいては、その日の天候を、ありのままに受け入れるべきであると考えます。
「天候は時の運」であることを肝に銘じて、これからも山歩きを楽しみたいと思っています。
写真は、塔ノ岳山頂と鍋割山山頂と下山時に咲いていたキッコウハグマです。まあまあの空に見えますが、眺望は決して良くありませんでした。
たいへん長くなりました。それではまた😊
こんにちは
わかります、わかります、そのお気持ち。
下界はせっかく快晴なのに、山に登るにしたがって曇って来る。
心も次第に曇っていきますよね。
特に春・夏の山歩きでよくあるパターンです。
逆に、天候はあんまり期待していなかったのに、
山の方では上天気だったりして・・・
この時は得した気分になりますよね。
Swan _songさん、
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、山頂などで期待していなかった眺望を得られる時もあります。
だからこそ、「天候は時の運」だと思うんですよね〜。
それではまた😊
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