通勤読書 浦井祥子著『江戸の時刻と時の鐘』

［１１７］（ピッピとなる）
で時報を聴くと
「ポッ　ポッ　ポッ　ポー」
となります。
最後の「ポー」がその時刻です。

江戸時代の［時の鐘］も
「ゴーン　ゴン　ゴン」と［捨て鐘］が鳴ってから「その時刻の数の鐘」を。

大都市［江戸］には、９ヶ所ないしそれ以上の鐘がほぼ同時にたたかれていた。

《９ヶ所》本石町・上野寛永寺、・市ヶ谷八幡・赤坂（円通寺）・芝切通し・目白不動尊・本所横堀・浅草寺・四谷天龍寺
（『江戸名所絵図』より）

お互いにその音を聴き取れる間隔で置かれていて、互いの［捨て鐘］を聴いて、遅速なく時刻を告げるよう定められていた。

運営には、［鐘撞人］が複数の使用人を使い、給金が支払われていた。

などなど、興味深い話です。

が、じっくり読みたいので、今回は１度返却するつもりです。

写真は内容と関係ありません。