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で、『ビギ・クラ源氏物語』
源氏が玉鬘(夕顔の娘)の部屋に行くと、物語を書き写している。
〔(源氏は)「・・暑かはしき五月雨の、髪の乱るるも知らで、書き給ふよ」とて、・・・
(物語とは)「良きも悪しきも経る人のありさまの、見るにも飽かず、聞くにも余ることを、後の世にも言ひおき始めたるなり。」〕
印刷などの無い時代。
物語を書き写している玉鬘、当時の物語との接し方が見えます。
「ねえねえ、あの[おはなし]、もう写した?」
「まだまだ」
「終わったら、私に貸してね。私も写したいから」
「わかったわ」
なんて会話があちこちであったのかも知れません。
健康がすぐれず、出家を決意した朱雀院は、心配な最愛の娘[三の宮]を源氏の妻にと言う。
この辺りから、物語はだんだん重苦しくなってきます。
【写真】は[チガヤ(茅萱)]シュッとした姿から、今はこんなフワッとした姿に。
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