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〔御物の怪どもかりうつし、かぎりなくさわぎののしる。
月ごろ、そこらさぶらひつる殿のうちの僧をばさらにもいはず、
山々寺々をたづねて、験者といふかぎりは、残るなく参りつどひ、
三世の仏も、いかにかけりたまふらむと思ひやらる。
陰陽師とて世にあるかぎり召し集めて、
やほよろづの神も、耳ふりたてぬはあらじと見え聞こゆ〕
出産の為に、モノノケを大声で追い出し、ありとあらゆる霊力を集めて安産を願うさまが目に浮かぶようです。
そして
〔午の時に、空晴れて朝日さし出でたるここちす。
たひらかにおはしますうれしさのたぐひもなきに、
男にさへおはしましけるよろこび、いかがはなのめならむ。〕
昼頃、やっと空晴れ朝日のさし出た思いとなった。(朝から晴れていたが)
安産であったのも嬉しいのに、その上、男の子とは(この喜び、どういったらいいか)。
【写真】は[🎋七夕飾り]大阪(梅田)で
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