📕今野寿美著『らくらく短歌』

女性宇宙飛行士、向井千秋さんが、二度目に飛んだ1998年、宇宙から短歌（上の句）を詠みました。

〈宙返り　何度もできる　無重力〉

そして、下の句を呼びかけました。

寄せられた［下の句］は、144,781句あったそうです。

その後、向井さんの下の句が発表されました。

〈着地できない　このもどかしさ〉

『作ってみよう　らくらく短歌』の〔はじめに〕に書かれたエピソードです。

１冊目『読んでみよう　わくわく短歌』を楽しく読み終えましたので、
今度はこの本『らくらく・・』です。


作者［今野寿美（こんのすみ）］さんの歌
1952年5月10日東京生まれ

［現代の短歌］から一首

〈夏ゆけば　いっさい棄てよ　忘れよと　いきなり花に　なる曼珠沙華〉
（1988年　歌集［世紀末の桃］より）