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〔いと暑き日、東の釣殿に出で給ひて、すずみ給ふ。
中将の君も、さぶらひ給ふ。
したしき殿上人、あまたさぶらひて、西河よりたてまつれる鮎、近き河のいしぶしやうのもの、御前にて調じ、まゐらす。
・・・
大御酒まゐり、氷水召して、水飯など、とりどりに、そうどきつつ食ふ。〕
西河(葛野川/今の桂川)
近き河(賀茂川)
いしぶし(石臥/鰍カジカ)
水飯(水かけたご飯)
そうどきつつ(ざわめき話しながら)
[源氏(36)]、息子(中将の君)[夕霧(15)]
[玉鬘(22)]、[雲居雁(17)]
平安時代の夏の食文化がチラリと。
(現代人が想像で書いたのではないのがいい)
昨日の【写真】の花、山梔子(クチナシ)は、
(「朽ち無し」と名前はいうがこの白の美しき時わりとはかなし)居彷人
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