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タイトルの由来の歌。
夕霧が玉鬘に
〈おなじ野の つゆにやつるる 藤袴 あはれはかけよ かごとばかりも〉
(あなたと同じように露に濡れてる[藤袴]を、少しはかわいそうと思って下さい)
喪服の事を[藤衣]というので、[藤袴]で例えた。
葵の上の母宮が亡くなり、玉鬘も夕霧も孫なので喪に服しています。
面白い歌
玉鬘に思いを寄せていた左兵衛督の歌
〈忘れなんと 思ふもものの 悲しきを いかさまにして いかさまにせん〉
この歌、古歌(平安前期の藤原実頼の歌)
〈忘るれど かく忘るれど 忘られず いかさまにして いかさまにせん〉
の歌を踏まえての歌とのことです。
いかさまにせむ(どうしようもない)
(ややこしい、「いかさまにせん」意味しれば、インチキというわけじゃないんだ)居彷人
【写真】はイワガラミ
大阪城公園で(6/5)
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