タイトルの由来の歌(古歌)
[雲井の雁]の父親([紫の上]の兄)が「藤の裏葉の」と、口にします。
〈春日さす 藤の裏葉の うらとけて 君し思はば 我も頼まむ〉
(君が心を開いてくれるなら君に任せよう)
以前2人を別れさせていました。
夕霧の歌
〈いくかえり 露けき春を 過ぐし来て 花のひもとく をりにあふらむ〉
(あれから何度春を涙で過ごしてきたことでしょう。今年は花の開く嬉しい春に逢いました)
この帖は、『源氏物語』第一巻の締めの巻となるようです。
【写真】ネジバナ(根都古草/もじずり)
〈芝付の 御宇良崎なる 根都古草 逢ひみずあらば 吾恋ひめやも〉万葉集(東歌3508)
(根都古草の花のように可愛いお前と、逢わないでいたら、こんなに焦がれはすまいものを)
(このへんと思った場所に見当たらず、マンテマ苅られ、そこにネジバナ)居彷人
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