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［笠置散歩］に、ポケット入れた文庫です。
🚞電車の中で読みました。
📖〔［堤中納言物語］は、［源氏物語］を主峰として、長篇物語が数々ある中で、これは珍しい短編物語集である〕巻末の解説より
［虫愛づる姫君］は、タイトル通り、虫が好きな姫君で、女房達が嫌がる中、虫を見てもおどろかない身分の低い少年達をそばにおいています。
〔｢この虫がどうなるか、変化するならそのようすを見届けようと思う｣
・・・
こうして朝晩、下仕えの女のように髪の毛をかき上げて耳にはさみ、かいがいしくけむしの世話をし、掌に這わせてじっと見守っておいでになったりする〕本文より
グチる女房［小大輔］の歌
〈うらやまし 花や蝶やと いふめれど 烏毛虫（かはむし）くさき 世をも見るかな〉
（世間なみの姫君にお仕えしていたら、花や蝶やと楽しいことだろうに、なんという因果か。毛虫くさい生活をおくるだなんて）
先日読んだ［平安かさね色草子］の女房［明里］も平安女子風ではありませんでしたが、［虫姫］も、かなり今日的な感じです。
違うのは、［色草子］は、今日の作家が伝えたい事があって型破りにさせていますが、
［虫姫］は、その時代の人の作品である事が大きな違いだろうと思います。
（今ならば違和感もないなりふりを平安の世によくぞと思う）居彷人
【写真】昨日の［笠置］で
�´¬擇陵佞良颪ね遒舛詬融劼鮗未靴燭�ったんですが🍃🍁🍂
��フリークライミングの青年
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