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〔落書（らくしょ）どもおほかりけり。〕
✏〈ひらやなる むねもりいかに さわぐらん はしらとたのむ すけをおとして〉
（［ひらや］→平家、［むね］→宗（盛）、［すけ］→支柱）
＊都の大将軍［宗盛（むねもり）］
＊討手の大将［権亮（ごんのすけ）］
✏〈富士河の 瀬々の岩こす 水よりも はやくもおつる 伊勢平氏かな〉
（瀬の水よりも速く落ちる）
✏〈富士河に 鎧をすてつ 墨染の 衣ただきよ 後の世のため〉
（鎧を捨てた忠清、法衣をただ着よ）
✏〈忠清は にげの馬にぞ 乗りにけりる 上総しりがい かけてかひなし〉
（［にげ］／二毛（二色）→逃げ。上総は馬の鞦（しりがい）の産地）
など、敗戦のことが続きます。
タイトルの［五節］について
〔この福原の新都には、大極殿もなければ！大礼おこなふべき所もなし。〕あれもなければ、これもなし
で
〔今年はただ新嘗会、五節ばかりあるべきよし、・・〕
＊［五節］＝朝廷で、大嘗祭・新嘗祭に行われた五人の舞姫による舞楽。
📖［都帰（みやこがへり）］
〔太政入道も、さらば都がへりあるべしとて、京中ひしめきあへり。〕
清盛、それでは旧都に帰還しようと言われたので、京中は大騒ぎとなった。
（｢痛ければ左手あげて｣医師は言う。麻酔してるしなんだか微妙）居彷人
【写真】
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