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〔新中納言(知盛)、
「見るべき程の事は見つ。いまは自害せん」
・・・
(知盛の乳母子家長)中納言に鎧二領着せ奉り、我身も鎧二領着て、手をとりく(ン)で海へぞ入りにける。〕
〔海上には赤旗・赤印、投げすてかなぐりすてたれば、竜田河の紅葉葉を嵐の吹きちらしたるがごとし〕
〔其夜の子剋に、内侍所、璽の御箱、太政官の庁へいらせ給ふ。
宝剣はうせにけり。〕
参考[三種の神器]=神璽(八坂瓊勾玉)・宝剣(草薙剣)・内侍所(八咫鏡)
📖[剣(けん)]
〔吾朝には神代よりつたはれる霊剣三つあり。
十つかの剣、あまのはやきりの剣、草薙の剣これなり。
・・・
草薙の剣は内裏にあり。
今の宝剣これなり。〕
〔「たとひ二位殿腰にさして海に沈み給ふとも、たやすううすべからず」
とて、すぐれたるあまうどどもを召してかづきもとめられけるうへ、・・・
つひにうせにけり。〕
〔千尋の海の底、神竜の宝となりしかば、ふたたび人間にかへらざるも理とこそおぼえけれ〕
(この本の前身となる十二冊、巻の十二の文庫を予約)居彷人
四冊に統合される前があるかな?と蔵書検索し予約しました。
期限までに巻の十一は読み終えてしまおうと思います。
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