関東高等学校登山大会

　11月10〜12日に千葉で山岳部の関東大会（引率）に行ってきました。今年の関東大会は3月の栃木県での事故をふまえ、「第61回関東高等学校登山大会　兼　関東高等学校安全登山研修」と命名され、講師から次のような話がありました。
　『山に行く人は登山客、登山家、登山者の3種類に分けられる。登山客は人に連れ　て行ってもらう人。登山家は登山で生計の一部、または全部をまかなっている人。　登山者とは、自分で計画・準備・事前調査ができる人。具体的には地図読み、気象　予測、装備などがきちんとできる人…ここにいる君たち高校生は、登山者の卵で　　す。君たちが世に出て『登山者』となり、よき指導者・リーダーとなって今回のよ　うな事故を防ぐ人材になることを祈念します。』
　我々顧問も深い感銘を受けました。年間350人もの人が山で死んでいるそうです。我々の仕事とは、長い目で見ればひとりでも多くの犠牲者を減らすことにあるのかもしれません。改めて3月の犠牲者の冥福を祈るとともに事故を風化させないためにこの日記を書きました。