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屋久島の白谷雲水峡はもののけ姫のモデルになった場所だ。白谷雲水狭の入り口から奉行杉コースを行く。約３0分歩くと最初に出てくるヤクスギ（樹齢1000年以上）がこの二代大杉である。読んで字のごとく二代目という意味だ。一代目の杉が朽ちて切り株のようになったその上にまるで歯の治療のかぶせ物のように二代目が育っている。これを『切り株更新』という。白谷雲水の中では一番背が高いそうだ。最初に見ると『おお、すごいなあ』と感動する。
よくツアーなどで最も『楽ちんなコース』で紹介されているのがこの二代大杉ピストンである。遊歩道が整備されていて防水機能なしの運動靴でも行ける。たしかにここまで来て往復してきた道を戻っても屋久島らしさの片りんは知ることができるがあまりにももったいない。上高地に行き河童橋をみて帰ってくるようなものだ。せめて大正池・明神・できれば涸沢、だったら奥穂高。同様にこの白谷雲水狭はまだまだ見どころ満載である。
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