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2025年06月10日 23:59未分類全体に公開

「たたら」のパワーを頂く💪

先日(令和7.6.7)、月山富田城〜京羅木山を終え 尾道松江道:高野ICを目指してた車帰路、こんな博物館があった('ω')
『たたら角炉伝承館』(島根県仁多郡奥出雲町上阿井1325−6)
時間押してたが、何だか寄ってみたくなり。。【写真1】

中国5県の山々を巡っとるが、「たたら」にちなむ山は多岐に渡る。
わし広島じゃけえ、真っ先に「道後山」が思い浮かんだ🤔 たおやかながら広大に拡がる稜線の木々は「たたら製鉄」の燃料として(広範囲に)伐採されたらしい。
その後に残った草原上の台地を利用し、放牧地に🐮  現在も広島と鳥取の県境に築かれた石垣跡に「地権」を感じる。
岡山県百名山がらみで訪れた「金屑(かなくそ)山」なんか 最たるモンかの..(笑) ありゃあ「山」とは言えんかったが、足元にイッパイ「お宝のクズ」を確認っ🔎

「たたら製鉄」の原理を以下に
●「箱形炉」みたいな原始的「砂鉄」製鉄が徐々に進化し、江戸時代〜大正時代には、山を崩しての「鉄穴(かんな)流し」で効率的に砂鉄をかき集め、「天秤鞴(てんびんふいご)」で強力な風力を得たりして、刀や鉄砲や建造に不可欠な『鉄』を「高殿たたら」でドンドン増産して行く('ω')ノ
●国力=「鉄」の当時増産3大は、原料となる「砂鉄」・デカい「高炉」・熔かす「風力」と感じた💪
●時代の流れが「急」じゃったんじゃろう💨 昭和に入り、「たたら」が洋式製鉄法に経済性で対抗できず衰退していった一時期、「炉」を粘土製からレンガ製の高炉に替え、連続操業ができるようにしたものが「角炉」じゃったらしい⭐

時代の変革期:「たたら角炉伝承館」は、古代からの製鉄と近代製鉄技術の中間に位置し、日本中でも珍しいモノらしい🤔
文久元(1861)年から大正11年まで61年間操業した「槙原たたら」の地下構造が当時のまま保存された歴史的遺構。

訪れる者は少ないのか❓ 毎日開閉されとるが、室内電灯は自分で点けて消してね方式⭐
当時最新的な歯車を回してた「水車」が印象的じゃった👍【写真2】 歯車は「風」となり、「炉」温度を著しく熱し、「砂鉄」を熔かし、「国力」を産み出したように感じた💪

余談じゃが、「阿井」という地名には思い出がある。 予想以上の積雪に悪戦苦闘💦しながら初登頂した「猿政山」\(^o^)/
(広島側)湯川小校歌が刻まれた大振りな山頂標の右下に、小振りな(島根側)「阿井小校歌」プレートがあった。
あまそそりたつ さるまさの けだかきすがた あおぎては〜♬

伝承館を出て広島側に帰ってると、古風ながら感じ良い「阿井小学校」横を過ぎる。何だか懐かしい匂いがした('ω')
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