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コロナが猛威を奮っていた頃のこと、父に、
「また釣りに行けるようになるんだろうか…」
と、寂しそうに問いかけられたことがきっかけです。
父を伴って安全に釣行が可能で、安定した釣果が期待でき、持ち帰って美味しく食べられる、となると、私の中では、管理釣り場でのトラウト釣りが第一候補だったからです。
私がトラウトのルアー釣りを始めたのは、今を遡ること30余年、当時は、ルアー釣りといえばブラックバス釣りがメインでしたが、私の狙いはトラウト。
私の地元、神奈川県でも、上流域では天然のヤマメやイワナが釣れましたし、数は少ないながらサクラマスの遡上も見られました。しかも、当時は解禁前にヤマメ、イワナだけでなく、ニジマスも放流されていました。
スプーンとスピナーの銀、金、銅色、黒だけで一日中楽しく釣りができた記憶があります。
その後、渓流相のない河川しかない県に住むこととなり、トラウト釣りからは遠ざかっておりました。
再開するにあたり、管理釣り場でのトラウト釣り経験が豊富な部下に相談してみました。
「ネイティブにはまっていたんですよね。それならエリアでも問題なく釣りができると思います。」
エリア=管理釣り場、は解りますが、自然の河川や湖沼=ネイティブとわざわざ呼ぶのか…。
「ただし、当時のルアーでは苦戦するんじゃないかと。」
部下曰く、スプーンなら1〜2g程度が良いとの事。
「色のバリエーションも必要です。すぐに見切られて追わなくなりますよ。」
と、見せてくれたのは、色とりどりのスプーンや小さなクランクベイトの詰まったタックルケース。
ここまでくると、私がかつて嗜んでいたトラウト釣りとは、もはや別物。
最初のトライアル、当時のタックル一式で臨んだ
ポンドタイプの管理釣り場でのテストは、6時間で3匹と残念な結果に終わりました。
そこからじっくり情報収集したところ、神奈川県内では、自然の川を区切っているストリームタイプの場所の方が初心者向けのようだと判明。
最終的に、『ストリームタイプの場所に定番のルアーを揃えて行く』のが良さそうだという結論に至りました。
父を連れての本番釣行では、初めての場所ながら私が37匹、父が10匹と、満足のいく結果となりました。
「また行きたい」と父が言ってくれたこともあり、現在も父と定期的に通っております。
私も山をはじめる前はイワナヤマメのルアー釣りには毎週のように通ってて、当時は「金銀赤のどれかで5gくらいのスプーンがあれば十分」と思っていたのですが(魚影の濃い河川がたくさんある新潟県在住だからかもしれませんが)、現在のルアーは1〜2gですか……。とんでもなく小型化してるんですね。仰るとおり止水域の管理釣り場は魚からも見られているので難しい印象があります。特に大物はスレていて追ってきてもなかなかヒットしてくれません。
コメントありがとうございます。
新潟でトラウト釣りといえば、魚野川や銀山湖周辺のイワナやヤマメ、三面川のサクラマスの印象が強いですね。
私は30年ほど前、銀山湖に行ったことがありますが、流れ込みでヤマメの子が入れ掛りでした。
神奈川でも、当時ヤマメ、イワナ狙いのスプーンは3g程度。コータック社の『山女魚スプーン』の黒が私の切り札でした。ラインは6lbでしたが、魚に見切られた感覚はなかったです。
今のスプーンはかなり薄くなっていて、よりゆっくりと引けるので、活性の低い魚でも追いかけることができるのが利点のような気がします。
加えて、この小さなルアーを操るのは、2.5〜3lbの極細ライン…これでよく60cm以上のニジマスを取り込めるものだなあと感心しますね。
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