2月からコロナで登山を自粛している。
そのため最近、体力の維持ながらで
不定期ながらリハビリ気分で近所の川沿いを走っていた。
登山の道は一歩一歩。コロナ対策の日々も一日一日。
でも、どちらも永遠ではない。山歩きは頂へ至り、コロナが収まる時がきっとくる。
その日が来るときまでに備えようと。
ランニング中に出会うメンツはほぼ固定だ。
出会うのは70%が老人で20%が中年だった気がする。
特に誰とも交流はなかったのだが…一人だけ思い出深い人がいる。
いつも同じ場所で草むらに立ち小便をかましているおっさんがいたのだ。
ちなみにこのおっさん、犬連れだったが、犬の方はしておらず、飼い主と犬が役割を完全に逆転させていた。
このおっさんの強いところは、小便している場合に偶然出くわしてしまった…というわけでなく
私が走る日には絶対に…絶対に現れ立ち小便をかましている不思議なおっさんだ。
私が走るのは本当に気まぐれで、早朝もあれば夕方、深夜、日曜の昼時など
時間も日時もバラバラなのにいつも走りに行くと…立っていて…用を足している…
あまりの出没率の高さに…これは小豆洗いや座敷童のような
私にしか見えない妖怪の一種かと思ったこともあったが
こちらが前方から走っているのを分かっていて余裕で開始するそのドヤ顔は…
「小僧…貴様ごときに俺様のライフワークを乱されてたまるか!!( ゚Д゚)ゴルァ!! 」
といった風情で変態であっても妖怪ではない感じだった。
ならば!!その姿勢まことに見事である!受けて立とう!
と…こちらもあえて避けて通ることはせず、平素のランニングルートを走っていたが…ある日ふと試しに
立ち小便しているおっさんスレスレを走り抜けてみた。
少しはビク!!Σ(゚д゚;)と動揺するかと思ったが…
「貴様の攻撃(?)はこの程度か?」と言わんばかりにフン!!と鼻で笑われた…
あまりにも動じないので、一回覗き込んで…
「ほほう…これはなかなか…」
とご自慢のモノを褒めて遣わそうかと思ったが…
それでは軽犯罪者VS変質者の救いようのない愚かな戦いになってしまう。
駄目な人間の争いになるのでやめた。
その後もしばらく沈黙の戦い(?)は続いたが…
まもなく…コロナの情勢が緊迫をまし、ランニングをサボっていた。
久しぶりに走りに行ったら、いつもおっさんが立っていた場所におっさんの姿はなく…
犬だけがたたずんでいた…それも2回連続…
おっさんの身に何かあったのだろうか?
現代版忠犬ハチ公だろうか?
それとも本当にあれは妖怪だったのだろうか?
謎が謎を呼ぶが…某携帯CMの白い犬そっくりの犬の不安げな顔を見たら涙がでてきた。
言葉無き熱い沈黙の戦いを続けたライバルのその後が気になる…
※立ちションは犯罪です。
sinosukeさん、こんにちは。
以前、住んでいた町で利用していた駅がありました。毎日、帰宅の先、電車を降りて、駅裏の自転車置き場に向かう途中、いつも側溝にたちしょんしてる浮浪者風の老人がいました。たまたま自分が遭遇するときにいつもたちしょんをしてると最初は思ってたのですが…多分、ずっと出したまま立っているのです、たちしょんを装って。多分、見せて周囲がどういう反応をするか見ていたんだろうなと思います。
しかし、犬だけいるの気になりますね。
minislopeさん
コメントありがとうございます。
最初は普通にトイレが近いだけなのかな?と思っていましたが…
犬を連れた新手の露出狂だったのかもしれませんね。
遭遇の数の多さに「あぁ…やってるな…」くらいにしか思いませんでしたが
振り返ってみるとものすごく気持ち悪くて怖いです。
ただ犬のこの後の行方がとっても気になります。
おっさんが近くの別の場所でかましてる(?)のを待ってるのだといいなぁ。
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