明日は台風が近ずくと言ふことで、その前にと思って、今週も武奈ヶ岳に出かけた。
駐車場に着き、準備を終え、いざ出発といふ直前に、トイレに行こうと思って、車から出していたリュックを、車のトランクに入れてトイレに行った。
車へ戻りリ、ュックを取り出そうとしたら、車のキーが無い。もう、リュックに入れてしまっていたのだ。
予備のお金も、電話も免許書もリュックの中だ。平日で登山者も少なく、車も私の他には1台のみ。兎に角電話を貸してくれる所へ下るしかない。
幸いにも、1月くらい前からカラ岳の関電関係の工事をしている基地がある。先週も、其処からカラ岳迄ヘリで生コンを何回と無く運んでいた。
其処の責任者に、事情を話しスマホを貸して貰う。
先ず、車の代理店に電話をしたら、有料で、基本料金が1万8千円、それに通行料と消費税。工事によっては追加料金が掛かるかも知れないと言ふ事だ。この際高いとか安いとか言ってはいられないので、それで頼んだら、現地で現金決済出なければ、出来ないと言ふ。
2万数千もの現金はリュックの中にも無い。C・カードも持って来ていない。
それでは、車の任意保険に入っていれば、保険会社がやって呉れると教えて呉れた。
今度は、やっとの事で保険会社の名前を思い出して、電話した。住所と氏名、車のNoを言って, 確かに私が保険に入っている会社かどうか不安であった(歳を取ると物忘れが酷い)が、間違いないと言ふ事で、急き込んでキーをトランクに入れてしまった事を説明する。
料金は無料だと言ふ。血圧が限界まで上がっていたが、一気に下がった様で、ホッとする。腰が抜けるほど安心する。
それから、登山口を教えるのも、簡単ではなかった。何せ登山者以外は、殆ど入って来ない所なので大変だった。
やっと、何とか説明したら、現地に派遣する者と連絡をして、15分後にまた電話すると言ふ。この時間の長い事。
やっと連絡が来て、現地の到着が11時30分とい言ふ。1時間後だ。
不思議な事に、この一時間はそれ程退屈ではなかった。工事責任者のF氏と、ヘリや山の工事などの世間話をして、時間が迫ってきたので、比良ランプまで降りていって、車を待つ。
ほぼ時間通りに来てくれた。そこから一緒に乗って正面谷の駐車場まで案内する。車のドアーは簡単に開いた。あっけないくらいだった。
12時少し前。これで一件落着。天気の良い一日を、一寸したミスで棒に振ってしまった。また来週武奈へ行こう。
実は、こんなミスは二回目だ。免許を取った頃一遍あるが、その時はガソリンスタンドでだったので簡単だった。
今回は、堪えた。
考えてみれば、これでもラッキーと言ふか、若し工事してなかったら、もっとずっと下まで下りて、電話を貸して呉れる所を探さなければならない所だった。しかも、工事責任者のF氏が居なかったら、電話を借りれたか否か分らない。八月の末まで工事は続くらしいから、来週にでも、ビールの差し入れでも持って、御礼に行こう。(住所は教えて貰えなかった。)
まぁ、こんな窮地を助けてもらった事は今までにもあるが、それらの恩義に対して自分はこれまで、心から礼を尽くして来たかと反省を迫られる思いがする。この世の中には、情け深い人が多いと思わずには居られない。
私もこれから、残り少ない人生だが、もっと人に優しく、お世話になった人には十分に礼をつくさねば・・と思わされた一日であった。
それと、自分の失敗の悔しさと、助けてもらった感謝の念が、ゴチャゴチャになった、何とも言えないこの気持ち。今晩一晩寝た位では、とても静まりそうも無いようだ。
私も経験ありますよ。昔、大峰沢登り現地で、丁度JAFをやめたときに呼んだんで、ドアを開けてくれるだけで何万円かクレジット決済しました。
血圧が限界を越えなくて良かったですね
deja さん、今晩は。
ほんとに、ぶっ倒れなくて良かったです。心臓がパクパクしましたからね。
登山では、山の中に車を止めますから、注意しないと大変な事になりますね。
私の一件が落着した時、バイクでやって来て、それから武奈まで登るといふ若者がいました。私にはとても真似はできませんが、今は6時過ぎまで明るいからと言って、登って行きました。
彼も、こんな経験があるので、今は何時も、キーは二つ持っていると言っていました。成る程と思いました。私も予備のキーを持って行く事にします。
mesnerさん、こんばんは。
お話を伺い若い頃のことを思い出しました。
私は何度キーを閉じ込めたか分かりません。そのために番線が落ちていれば(たいてい探すとあるのですね)、窓のゴムの所から差してロックのノブを引っ掛けてロックを解除する技を身に付けました。連れはスチールの定規のようなもので開錠する技をもっていましたが私はそれは最後まで身に付けられませんでした。
最近は完璧に閉じ込めはありませんが若い頃はひどかったです。
お話のようにまだまだ日本には沢山の親切で親身になってくれる人が多いように思います。そういう心に触れるととても心が豊かになった気持ちになれますね。
asai さん、今晩は。
私も、初めに一回経験をしましたので、その後は注意をして、閉じ込めたらえらい事になると、分っていました。何時も気をつけて居て、それ以後何十年とこんな失敗は無かったのに、歳を取ると日頃と変わった事をする時に、失敗が多いように思います。これが情けないですね。
ほんとに、日本には親切な人が多いと思います。嬉しい事です。
mesnerさん、こんばんわ。
それは災難でしたね。でも何事もなくよかったです。武奈入口なら下界も近いし、工事関係者がいてラッキーでしたね。
うっかり。にも人それぞれ方向性というか、傾向があるみたいで、自分は過去一度も鍵の閉じ込めというのをやったことがありませんし、これからもないと思います。車はリモコンもしくは鍵そのもので鍵をかけるからです。
そのかわりといってはなんですが、よく鍵を落とします。一番ひどいのはふた昔前ですが新穂高のスキー場でスキー中に鍵を落としました。もっとも、自分はかなりうっかり八兵衛なのを自覚していますから、鍵のスペアが必ず車の下に隠されています。今も山行中は必ず、山行中は絶対にあけないファスナー付きのポケットにいれるようにしています。でも、たまにズボンのポケットに入れっぱなしの時があります(笑)
今の車はイモビつきなので、イモビキーは車の中、イモビなしのキーは車の下にあります。閉じ込めにも有効な対策だと思います。
katayama さん、今晩は。
一度も閉じ込めた事がないのですか? 凄いですね。
予備キーを車の下に隠すとは、いい方法ですね。
イモビきーは車の中・・と言ふのは、車の所に帰ってきたら、イモビなしの、車の下に置いてるキーで、何時も開けると言ふ事ですか?
遅れているので、も一つ意味が飲み込みません。私の車は古いので、リモコンですが、イモビではないとおもいますが・・。
mesner さん、おはようございます。
イモビキーはちょっと特殊な専用キーで、普通にコピーができない、それがないとエンジンの始動ができない盗難防止キーのことです。これを車内に隠す。
で、車の下にはコピーしたイモビでないキーを隠しておくと、仮にそれを他の誰かにみつけられても、それではエンジンがかからない。という具合です。イモビでないキーは車のドアを開けることができるだけです。
もちろん、車自体がそういうのに対応した車なのですが。
自分は昔から落し物が異常に多いので、車に乗り始めた三十年前から、常に車には予備キーを1.2本隠し置きしています。どんくさいゆえのリスクマネジメントの高さといえるでしょうか(笑)
katayama さん、今日は。
済みません。分りました。新しい車は、そうなっているのですね。
私の車は古いので、イモビではないようです。
しかし、今回は山の中ですから、参りました。予備キーを隠す事を考えます。
有難うございました。
たいへんでしたね
来週 再挑戦して今回のもやもやクリアしてください
old さん、今晩は。
ほんとに、頭が真っ白になりました。
来週は、気をつけて行きます。すっきりすると思います。
mesnerさん、こんばんは。
自分で仕出かしたこととはいへ災難でしたね。
私もリモコンキーになる前に何度か仕出かしたことがあります。1度はエンジンをかけっぱなしの時がありました。この時は会社の駐車場だったので先輩に車を借りて家までスペアーキーを取に行って難なく済ませることができました。
当時JAFの出動件数もキーの閉じ込めが上位だったと記憶しています。
そんなこんなでバンパーの裏にスペアーキーをガムテープで貼ったり、カーショップではマグネットで取りつける物が売られていました。
そうするとバンパーの裏を探る輩も出てきたと聞いたことがあります。
隠し所は十分気を付けてください。
matsujii さん、今日は。
登山口から出発の度に気を付けていました。それが今まではうまく行ってました。しかし、一寸慌てたり、違った事をするとそれが飛んでしまうのです。やはり歳ですね。嫌になります。
何とか安全な方法を考えます。
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