今迄マダニによる感染症(SFTS)の患者が確認されていなかった、和歌山、福井、静岡、山梨の四県で、SFTSのウイルスがマダニから見つかった事が、8月29日厚生労働省の調査で分かりました。
国立感染症研究所によると、これまで近畿、中国、四国、九州など西日本を中心に13県で39人の患者が報告され、その内16人が亡くなっています。
今年1月にSFTSが国内で確認され、厚労省が今春以降マダニのウイルス保有状況や野生動物への感染状況をしらべています。これから東日本や北日本でもウイルスが発見されるかも知れません。
今迄の死者は殆どが農作業か畑仕事で、登山中に感染した人は1人だけと思われます。従ってそれ程恐れる必要は無いかも知れませんが、山から帰ったら一応身体を調べるくらいの事はした方がいいかも知れません。
mesnerさん、お早うございます。
そうですね、今回新たに4県からSFTSのウイルスが見つかりましたね。
今回参加した福井大学医学部のT特別研究員(医動物学専門)らが参加する研究班がこれまでに入手できた検体を用いた予備調査の結果を発表しました。中部、近畿、中国、四国地方の9県のマダニを分析した分のみで、地域についての検体数に均一性がないので、ウイルスを検出した採取場所や個体数など詳細は公表していません。
今後、さらに全国に調査を拡大する予定です。
我が国では、今年の2月と3月に公表した長崎県の2件(うち1名は死亡)が平成17年の秋に発症されたのが最初であります。
国(厚労省)も今年の3月4日付けで「四類感染症」に指定し、医療機関等が本感染症を診断した場合は、最寄りの保健所に届ける様になりました(参考まで)
nonkibou さん、今日は。
更に詳しいコメント有難うございます。
ところで、ヒルは鹿や猪といった山にいる獣が拡散させると言われていますが、マダニも同じくそれらの獣が拡散させる事になると思われますね。
今全国のあちこちで鹿や猪が増えていますが、それに連れて当然マダニの生息域も拡がる事が考えられます。
従って、これからは今現在マダニがいない所も、これら獣の生息域が拡がるに連れ、マダニの生息域も拡がるのでしょうね。
それとも、ヒルと違ってマダニは既に大昔から至る所にいるのでしょうか?
(追記)
思い出したので、追記します。
SFTSそのものは大昔からるもので、今迄分からなかったものが今年の1月、初めて確認されたものです。新しく発見されたのです。
従ってそれ程慌てる事は無いと思いますが、野生動物の増殖に連れてマダニとそのウイルスも、今後拡散するものと思われます。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する