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10月15日8時 陸中夏井駅(92km地点)から歩き始める。始めは久慈市の市街地、ついで漁港、1時間も歩くと市街地を抜け、海岸沿いの県道になる。
10時 小袖海岸を歩き始める。天気も良く宣伝文通り「海食断崖が続き、奇岩が楽しめる景勝地」なのだが何か物足りない。海抜10m程の所に道路があり浜は石で埋めつくされ、海中には所々岩や小島がある。道路の陸側は草木に覆われた崖。従って視線は海に向くのだが同じような景色がつずく。つりがね洞、兜岩の標識があると成程とは思うが言われなければ小島、岩である。道路沿いの海岸にこれ以上の絶景を望むのは酷なのだろう。
11時半 小袖海女センターでしばらく休憩の後出発。坂を上っていると何か体調がおかしい。腕を見ると赤い斑点があり、体中むずかゆい。しまった!アレルギー症状だ!小麦粉アレルギーの症状である。30分ほど前に食べた昨晩購入した一口大福のアンに小麦粉が入っていたのだろう。アレルギー症状が出たときは激しい運動は禁物である。という事で歩行を中止し、バス停でバスを待つ。摂取した小麦粉は少量のせいか2時間ほどでアレルギー症状は無くなった。
私の持病は小麦粉アレルギーである。50歳過ぎて発症した。大量に摂取した(10g以上?)場合は呼吸困難、失神するが少量の場合は安静にしていれば収まる。アレルギーで困るのは山小屋の食事である。カレー、天ぷら、フライが食べられないので山小屋に泊まっても自炊を余儀なくされる。ラーメン、そばもダメなのでスキー場での昼食にも苦労する。グループでテント泊まりの山行きは食事の制約が大きいのでつい遠慮してしまい、単独行が多くなる。
海外トレッキングでも制約が大きい。現地の言葉で「小麦粉アレルギーなので小麦粉の入っていない食物を下さい」と書いた紙をレストランや商店で見せて、食事や買い物をした。しかし、通じないことも多く、何度もアレルギー症状が出た。
小麦粉アレルギーになる原因だが、成人の場合「小麦製品を食べた直後に激しい運動をすると発症する」という説がある。私の場合、50歳頃うどんを食べた直後にテニスをしていたので、この説に該当するようだ。
登山の際、昼食にパン、麺類を食べるのは避けた方が良さそうだ。
しかし、小麦粉アレルギーにメリットがない訳ではない。友人と昼食に行く際、友人はラーメンやカレーを頼むが私は寿司やウナギ、ステーキ、もちろん勘定は割り勘である。



私のHP
https://trekking10.shop/



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