予定通り登ってきました、妙義山。
心配していた前日の大雨もすっかり上がり、上々のお天気。
高速を走る車の窓からは、異様な形をした岩峰郡の眺め。
緊張感がしだいに高まってきます。
スタートは観光客も多い、石門入口から。
まずは’かにのこてしらべ’で軽いウォーミングアップ。
次は石門めぐりの予定だったのですが、
他の登山者が行列を作っていたのでカットしました。
遠目に見る石門群は、何故あんなふうに岩の真ん中だけ穴が開いたのか?
不思議です。誰が教えてほしい・・。
ここから先は、”上級者コース。登攀経験と装備の無い者は立ち入り禁止”
いよいよ・・・ですが、しばらくは樹林帯の急登。
稜線に上がると、眺めはよくなりますが強い冬型になったせいが
風がけっこうあり、とっても寒い。
左に進むルートは、登山禁止の西岳、星穴岳へと続く道。
2パーティほど登っているようです。
我々は右の中ノ岳へと進みますが、いきなり両側切れ落ちた稜線歩き。
そして垂直、一部ハング気味の鎖場へと続きます。
一息入れる間もなく、次はこぶ岩の鎖場。
ここも長い垂直に近い鎖場・・・すでに腕に力が入らない。
景色を見る余裕も無くなってきました。
行く手には、切れ落ちた岩峰がいくつも続いています。
鎖場で無い所も前日の雨で濡れていたりして滑るし、
両側が切れ落ちていて、踏み外すと下まで転落!確実。
そして、本日最大級の難所、’鷹戻しの頭’の下りとなりました。
ここで登ってくる人待ちで、約40ほど停滞。
寒風吹きっさらしの中、しかも崖っぷちで待っているのはつらかった。
他人が垂直に近い岩壁を降りているのを
ずっと見ているうちに、緊張度MAX状態です。
ああ、できれば戻りたい・・でも戻るのも恐怖。
ようやく自分の降りる番になりました。
ちょっとトラバースして、あとは鎖で下降。
見ていたほど垂直でなかったのですが、
下部の鎖が2本になっている所が、足場が滑りやすくて怖かった・・・。
あまり覚えてないのですが、なんとか安全地帯に到達。
もう脱力状態でした。
その後は、多少危険な所もあったような気がしますが
あまり覚えていません。
’ほっきり’に着き、ようやくホッとしました。
ここから中間道は紅葉には少し遅かったのですが
モミジやケヤキなどの残った紅葉を楽しみながら下りました。
おまけとして、胎内くぐりの岩をぐるっと1周しました。
(もちろん、ロープを張りました。)
去年に引き続きの妙義山。
標高こそ高くはありませんが、穂高岳の岩歩き以上の困難さがありました。
ここを楽々登ることができれば、日本の山は何処へでも行ける?かも。
以上、難コースのためカメラ等もっていく余裕がなかったので
こんな感じで記録を終えたいと思います。
hirasakiさん、こんばんは!
予定通り、表妙義の未踏区間を歩いてきたんですね!
鷹戻しを下りに使うなんて怖くなかったですか?
前日の雨で岩が滑りやすくて大変でしたね
私も向かいの裏妙義にいましたよ
こちらも岩が濡れていて怖かったです
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