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していませんが、ホームグラウンドみたいにしょっちゅう登っている雪入山で、そこのふれあいの里公園のネイチャーセンターの方と新しい登山道を開拓しようみたいな話になって、ひとまず正月休みや正月明けの休日にいろいろ歩き回っていました。
まずは現在自然観察公園になっているネイチャーセンター直上の採石場跡と、山ひとつ隔てて東側にある手つかずになっているもう一つの採石場跡を結ぶルートの策定。
詳細な地形図(1/5000)をコピーしてもらったのでそれとコンパスを片手に。
東の採石場跡へはかつて採石運搬の道があったんですが、もはや藪に埋もれて何処がなにやらわからない状態で、尚かつ道路があったと思しき部分の半分以上は私有地。
ゆえにこの道路跡を発見できたとしてもコースには使えません。
とはいえ西側の採石場跡と東側の採石場跡との間にある小山は採掘当時別々の会社が別々に掘っていたもので、当然連絡ルートらしきものはなく、しかもそれぞれが互いを隔てる小山の際まで採掘したので当然ながら両方ともが切り立った崖になって直下は採掘跡の穴が池になってしまっています。
なので小山の縁をトラバース気味に移動しつつ東から西への連絡道をつけるのですが、この小山自体稜線から伸びた支稜でかなりの急斜面。
なのでまずは下から上へという定石に則って、入りやすい藪を選んで入山しました。
普段の山行と違って鉈と鋸を携えて

私有地を通る断りを入れて山に入り、程なく昔道があったであろう石積みを発見しました。
緩い傾斜に大きな石が乱積みされ、その上が道路になっていたようです……が、藪が酷くとても入れそうにありません。
そこで石積みの下にある水路を伝って行くことにしました。これが正解だったようで、水路を覆うブッシュを切り開きながら二時間ほどで東の採石場跡に入ることができました。
とはいえ、平場となっている採石場跡は一面が藪に覆われ、藪の向こうに建っている採石場管理棟跡へ辿り着けません。
小一時間ほど藪と格闘して進めるのはほんの数メートル。これじゃ埒があかないってんでいったん水路へ戻り、さらに遡ることにしました。
迂回する上に上流の溜池に出るのはちょっと危ないかなとも思いましたが他に行けそうになく。
で、ついにかつて掘削していたであろう穴でできた溜池に辿り着き、そこからは猪の通り道を辿りながら小さな土手を這い上がると、そこは松がまばらに生えた湿地で猪の楽園でした。
そこかしこに猪の足跡、泥あびの形跡があります。
管理棟は見えませんが地形と地図とコンパスで程なく発見。
もちろん何も残ってませんが建物はしっかりした造りで手を加えれば自然観察のBCにはよさそう。
そして後日ネイチャーセンターの職員さんを案内がてら同行して頂き、ついに西の観察公園と東の未開平場の間に連絡ルートをつけることができました。
あとは少しずつ整備して一般の方も歩きやすいようにするのですが、それはおいおいやっていきましょうということで。
で、そのルート策定の間、ずっと履いていた靴がこれ。オカモトのスパイク長靴。
足首のホールドはなきがごとしですが、とにかく急斜面だろうが泥濘だろうが滑らない! 今日は雪が降ったので雪の中登ってきましたが全く危なげなく上り下りが可能。
山歩きにはこれ最強かも知れませんわ

こんばんは。山仕事ならば行き着くところは長靴かタビですね。猟師さんも使ってますし。小生は最近スパイク付きゴム足袋に惚れています。
こんばんは。
私の地元新潟ではこれ系の長靴で登山されている方が大勢います。(夏でも冬でも)
「新潟の登山には長靴が似合う」なんてことも聞いた事があります。
しかし、木の根などにダメージを与えますので雪のないところでの使用はほどほどにしておいた方が良いのではないかと。
実際禁止されている登山道もあります。
>jinzaemonさん
コメントありがとうございます。
羽黒山で山伏修行したときには白い地下足袋でした
現場でも地下足袋を履くことが多いので慣れてはいますが、慣れないうちは疲れるかもしれませんね。
>alpinismoさん
コメントありがとうございます。
今回は道無き山、藪や沢や湿地があると予想していたのでこの長靴でしたが、一般の登山道では木の根だけでなく木道や丸太階段も多くあるでしょうし、そういうところではスパイクはよろしくないですね
それにしても茨の藪だらけだったのでこの長靴にはずいぶん助けられました。
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