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最終日には「ありがとう運転」なる臨時の快速列車が企画され、定期券等で乗れるということで最後の乗車をしてきました。
快速の最初の停車駅である鹿島田に着いたのは1時間半前、まずはカメラを構え回送を狙います。
先着の方とお話ししながら待っていると撮影者が次々増えてきて、最終的にはなんと30人近く集まりました。
親子や近所の利用者さん達、多くの方に見送られ、回送が通過。
この見慣れた風景がもう見られなくなるんだと思うとまだ実感が湧きません。
回送は新型車両との被りギリギリで皆さんヒヤヒヤでした(汗)
続いて折り返しの臨時快速<登戸行き>に乗車します。
電車はゴーッと唸りをあげて進み、武蔵中原を出たところでアナウンスが。
「お客様にご案内いたします。この先進行左手をご覧ください。」
窓の外を見ると、南武線の車庫である中原電車区から社員の方々が手を振って最後の
お見送りをしていました。
この電車に対する愛を感じてうるっときそうでした、、、
あっという間に電車は登戸に近づき、車掌さんから最後のアナウンスが入ります。
感動しました。思わず録音したので全文をご紹介します。
「ご案内いたします。たたいまご乗車いただいております205系電車は、平成元年以来、南武線で導入され始め、晴れの日も、雨の日も、雪の日も、お客様と共に走り続けてまいりました。次の登戸駅到着をもちまして全ての役目を終えます。
これからは皆様の思い出のレールを走り続けさせていただけたら、幸いです。
本日は、南武線205系ありがとう運転にご乗車いただき、ありがとうございました。南武線社員一同、厚く御礼申し上げます。
またこれからも愛される南武線を目指して参ります。ご利用いただきありがとうございました。」
大勢の人で埋まった登戸のホームから、最後の警笛を鳴らして205系は去って行きました。
「ありがとーう!!」「思い出をありがとう!!」いろいろな声が飛びます。
小さい頃公園からこの電車に手を振った事、受験でガチガチだった朝の事、初めて経験した激混みのラッシュ、故障で車内が停電したまま走った大雪の日、そしていつも山に運んでくれた電車、、、僕もたくさんの思い出をもらいました。
約20年、本当にお世話になりました。
ありがとう、さようなら205系。
写真1:205系引退を知らせるポスター。このタイプの205系は昨年に引退しました。
写真2:鹿島田駅を通過する最後の南武線205系(ナハ46編成)の回送。後輩のE233系とすれ違う。
写真3:ありがとう運転を終え、登戸駅に到着したナハ46編成。全ての役目を終えた瞬間。
masacchoさん、こんばんは。
2014年8月23日、横浜線205系が引退しましたが、その時のアナウンスもなかなか感動もので、話題になりました。ネットにアップされていますので、是非聞いてみて下さい。JR東日本、なかなか洒落たことをやっていますね。
saiogaumaさんはこんばんは。
コメントありがとうございます。
横浜線の引退時のアナウンス、早速調べて聞いてみました。”思い出も忘れずお持ち帰り頂けたら”というフレーズが素敵ですね。社員の方の心がこもった温かいアナウンスを聞くとジーンときてしまいます。
電車区からのお見送りといい、最後のアナウンスといい、良い意味でJRの新たな一面を見た気がしました。
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