近鉄・大和西大寺駅前 七・八事件

取材や打ち合わせで、月に一度は必ず利用する近鉄・大和西大寺駅。
最近では駅構内にマルシェが誕生し、数年後には駅北側のバスロータリーも整備される予定です。
スタッフとの待ち合わせはもちろん、かつての野外写真講座の集合場所としても頻繁に利用。
周辺の地理もかなり熟知していました。
今回の事件の一報をニュースで見た時、駅からバス停に通じる細く短い歩道を、一時的にせよなぜ通行止めにしておかなかったのか、と無念でなりませんでした。
警備態勢ばかりが厳しく非難されていますが、それよりもまず人を通さないことが第一だった気がしてなりません。
つい先日、その歩道を通って商業施設に向かう途中、歩道のすぐ横では発掘調査が行われていました。
そう、あの被疑者も一瞥したであろう発掘現場。
見つかったのは古代の井戸でした。
道行く人と言葉を交わし、「やっぱり歴史はロマンがありますねえ」。
そんな古代のロマンのはずが、こんなところで凄惨な歴史を刻んでしまうとは、誰が想像できたでしょうか。
令和最悪の七・八事件。
今までとは違った重い気持ちを引きずりながら、またあの駅に向かいます。
安らかにお眠りください。
合掌。