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誕生日よりも、事務所開設日よりも、忘れてはならない重い一日。
とある取材で訪れたのは、大阪府下のスーパー銭湯でした。
最上階の露天風呂には、セレモニーに参加したコーラスグループの純烈を始め、今くるよさんや男と女の市川君の姿も。
よりによってこの日は、超カンカン照り。
午前の撮影を終えて午後からの取材に備えるべく階下へ降りた途端、悪魔は突然やってきました。
押さえつけられるような胸の痛みと、全身から滴り落ちる汗。
自ら救急車を呼び、病気へ向かう車内で死を覚悟しました。
病名は急性心筋梗塞。
冠動脈といわれる3本の血管のうち、2本が完全に塞がっていました。
後日、「もしあと10分到着が遅れていたら命はなかったですよ」と、担当ドクター。
全国でも有名な専門病院が、たまた近くにあったからこその生還でした。
救急車の中で思い描いたのは、中途半端に終わった取材のことばかり。
そして、死に直面していながら「これが俺の最期か。まあ人間一度は死ぬわけやからしゃーない」と意外に冷静でした。
窮地に立たされると、案外じたばたしないものなのかも知れませんね。
今もテレビで純烈や市川君の顔を見ると、あの日を思い出さずにはいられません。
だからこそ余計に思います、安倍元総理はさぞかし無念だったろう、と。
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