軽さというイメージが強い素材ですが、通常使用時はともかく、軽さを追及しすぎると、思わぬ衝撃が加わった時に歪みや凹みなどへの耐久性を犠牲にする事となりますので、登山のテン泊用としてある程度の強度を保った理想の仕様を実現すべくまずは試作から。
初号機は、脚の長さ約10センチ、300g程度のティッシュ箱サイズの面積のものです。
コッヘルが2つ並べて置ける広さと野外で使用時に適度な高さ、カメラ三脚にも取り付けられる汎用性、4キロ程度の荷重にも耐える堅牢性・・・てんこ盛りしすぎました。
自らのフィールドテスト結果、重量や脚の長さなど見直しが必要と判断して、第二弾の製作を決意。
二号機は、脚の長さ約5センチ、面積長さは5センチ短くして、約170gに抑えてミニマムサイズとしました。
結構凝った作りになっているので、製作の手間が掛かってます。
チタンという素材を誤解している人って多いのですね。比重はアルミの約2倍あります。縦弾性係数では鋼と同程度ですが、アルミ合金でも同程度の強度を確保することは可能です。
チタン合金の最大のウリは、熱容量の大きさ及び耐熱材料としてでしょう。ガスタービンエンジンのタービンブレードとか。
熱容量が大きい=熱伝導率が低い。チタンの鍋買う買うヤツの気か知れん。
テーブルなら、アルミ合金A5052でも断面形状さえ工夫すれば充分な強度を確保できて、かつ軽量だろうと思います。
そうですね〜。素材の名前だけで材質の全てを語れる訳ではないですし、番手が変わるだけで性質も大きく変化しますから、金属の世界も奥が深いですよね。
適材適所の選定という観点から見れば、こんな用途なら木材でも充分かもしれませんし、軽さを追及するなら無駄なモノを登山に持参するな!って感じになってしまうでしょうね(笑)
創作心と好奇心を満たしてくれる良いネタとして作ってみました。
また、チタンっていう素材の魔力もあるのですかね?
ちょっとした山道具の改良などは、梅雨時期でも自宅で山を感じて楽しむには最適です🖤
kujiranotare様。
チタンは加工性が悪いと聞きます。
DIYの範囲を超えていると思うので、それなりの設備が整った環境での作業だと思います。
素晴らしい製品と技術です。
難削材ではありますが、本職ではない小生でも加工は可能です。
同じ仕様を組み上げるのなら確かに一部は特殊な工具は必要ですが、個人用に作る程度の切断やネジ切り、穴開け程度なら一般市販のハンド工具でも可能です。
まあ、特殊素材も入手しやすくなりましたし便利な世の中になりました(笑)
先のコメント返信にも書き込みましたが、一口にチタンと言っても種類がありますので、比較的加工性の良いモノを使用はしています。
写真のように板材をくり抜いてエキスパンドメタルを嵌め込むなどの手間は掛かりますが、創る楽しみは味わえます。
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