D+1 Day
入院中の朝の目覚めは早い。なにも食えない、過酷な1日の始まり。病室から少し離れた廊下にあるウオーターサーバーに水を汲みに行く。いつの間にかこれが日課となってしまう。まだ時間は05:00。もう少し休もうと無理やり目を瞑る。朝食の喧騒をひたすら無視し、体を休めることに専念する。08:00、休むことにつかれ、とうとう目が覚めてしまう。
今日は、午前中で『征途』を読了予定。次は有川浩の作品をテーブルに並べ、どれからにしようか考える。『塩の街』『海の底』『空の中』『ラブコメ今昔』。さてどれから?などとひとしきり考えた後、『征途』の世界に再度没入する。ラストのスカイキッド21とマイティ02の交信が心に沁みていく。
やがて午前の検診。今日の担当の看護師さんは若い女性。体温。血圧チェック後、私のテーブルの有川浩の小説に目を落とすと、『えっ、これ読まれているんですか?今私も友達から借りて読んでるとこです。』との発言。そう、有川女史の小説って結構女性に人気あるらしい。ふと、塩の街の一節を思いだし、『この本、主人公たちが少しの間この近く、(正確には陸自の伊丹駐屯地周辺)に関わっているのがストーリーに入ってるよ。』などと、会話。一瞬血圧が跳ね上がったかもしれない。『小説、楽しみにしてね。』と声をかけ、検診を終えた。ということで、午後からは『塩の街』に着手することにした。
好きな小説に浸っている間は、食事のことは忘れることができる。『征途』の仮想戦記世界から、『塩の街』(自衛隊3部作)の世界へ切り替え、夕刻へ。水のみで空腹感をごまかしつつ、就寝時間。食事まで、あと8時間と1回の目覚め。。。 就寝
続く
σ(^-^)
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