この前、牧場公開のタイミングなんかが合って、参加してきて、子供は、乳搾りの機械(搾乳機)とか、乳搾りの体験とか、餌やり(畳の芯みたいな、せんべい状の、青草の塊と、ふわふわした草)とかに夢中・・・・。牛乳パックもプレゼントしてくれたっけな、あんまり覚えていない。餌やりは楽しかった、臭いのはう〜んだったが、酪農者の苦労はよくわかった。よかった、よかった、自分としては。
その時に、牛乳メーカーのおじさんが、一生懸命、牛乳の効用を力説されておりました。カルシウムが取れる、完全食です。みんな牛乳を飲もうね・・・的な説明を、準備されてきたんでしょうね、しっかりとしたプレゼンだった。ワタクシも、そうあるべきだなと思った次第ですが、ムクムクと疑問が沸いてきて、このおじさんを、立ち竦ませた話を言います。大人げないね、全く。。。。
ワタクシのした質問は、以下のとおり
Q1)オレは牛乳好きですよ、ただ、脂肪多くて、あまり多く飲まなくなってますが、家族での消費量は、貢献していると思います。
質問します。カルシウムが牛乳に多いというのは、カルシウムはどこから来るのですか? カルシウム錠剤をエサに混ぜているのですか?
A1)草ベースの配合飼料を喰わせていて、草から来ていると思います。とうもろこしに由来する配合飼料を輸入して与えることが多いです。
Q2)いやな言い方で申し訳ない。質量保存則知っています? 入った量と、出てくる量が同じという法則です。入ったカルシウムが、出てくるカルシウムと同じということです(牛が吸収する分はゼロと仮定して話している)。
つまり、エサからカルシウムが来るから、牛乳はカルシウムを多く含むのであり、牧草のカルシウムが濃化しているのが牛乳なんですよね。牛乳こそが「カルシウムが多い」魔法の飲み物で、それがないとカルシウムが取れないというのは言い過ぎで、野菜とか土壌からカルシウムを吸収している野菜群を多く食えば、カルシウムが取れるのではないですか?
牛乳を飲まなかった、江戸時代の人たちが、決して、カルシウム不足とか言いきれないはずで、牛乳を飲まなくても、カルシウムが入るルートは沢山あるのではないですか?
A2)牛乳のカルシウムが多い事実しか注目して考えてこなかったので、考えたことがない質問ですね。。。。。言われることは確かにそうなんでしょうが、カルシウムがどこから来るかとかあんまり考えたことがないです。今度機会があれば説明します・・・・(と言って逃げたし、場が乱れるので追及しなかった)
さて、どう、牛乳業者の説明員は、答えればよかったのでしょうかね?
1) 草に含まれるカルシウム量 と 牛が食う草の量 と 牛の吸収率
2)野菜に含まれるカルシウム量 と 人間が食えるカルシウムを多く含む野菜の量 と 人間の吸収量
を数字を挙げて概算した結果を用意しておきべきかもしれない。
まだ、ワタクシは、この回答をもらっていないです。。。。
申し訳ございませんが、私の意見は、拍手の反対です。
乳牛が餌ー牧草や濃厚飼料を食べて、そこからどれだけカルシウムを牛乳に含ませるのか、非常に難解な過程があるので一言では言えないと思いますね。
so-taroさんは、化学的な過程だけを述べていらっしゃるように思いますが、牛乳の発生には化学的だけでなく進化的経緯ー子牛の育成という意味が大きいですよ。今は、母牛から牛乳を飲んで成長する牛は、乳牛では全くいませんけどね。
牛乳は、子牛のために分泌されるものです。その過程で母牛は、(抽象的な言い方ですが)自分自身の肉や骨をそぎ落として、栄養として牛乳に昇華しています。餌のカルシウム=牛乳に含まれるカルシウム ではありません。
まあ、そういうことで全体をよーく見ていただきたいと思います。
生体だと質量保存の考え方は難しそうです。カルシウムは骨や体液、各組織に含まれていますし。
浅学ですが、植物に含まれているカルシウムのうち、シュウ酸カルシウムなんかはヒトが摂取しないので、野菜より効率よくカルシウムを摂れるということで、牛乳メーカーのPRになってるんじゃないかと思いますよ。
工業的に使う大量なレベルはともかく、我々生物が吸収するレベルの量ならば、特になにもしなくても、ふつうに、身の回りで循環しているというようなことを、やんわりと言いたかっただけです。政治信条、特に、何もなしです。
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