雪見遠足

　雪が滅多に降らない静岡県。子供たちに雪と親しんでもらおうという意図なのか、幼稚園では雪見遠足というのがある。
　というわけで、１５日に富士山では大雪が降ったので、快晴となった１６日に大人の雪見遠足に行ってきた。金曜日夕方には富士宮口登山道が通行止めとなったことを知り、御殿場口はＯＫ、須走口はチェーン規制ということで、御殿場口に行くことにした。ロングコースを登るので、スタートを5時くらいにしたかったが、諸事情で４時起きになってしまった。まあいいら。土曜日はゴミだしやらいろいろあり、結局５時４０分発。新東名で新富士まで行き、太郎坊線を進んだが、やはり富士宮口は通行止め。おまけに西臼塚から水ヶ塚筋まで凍結していて、ヒヤヒヤもんでの運転だった。
　御殿場口駐車場に７時過ぎ到着。「うひょ〜！」良いでわないか。駐車場に雪はないが、目の前に下まで雪に覆われた富士山がデンッ！と構えている。支度して７時半に登り始める。スタートが遅いので２時をタイムリミットにする。歩き始めて３０分ほどで雪がちらほら。やがて雪景色となるが、傾斜もなだらかなのでそのまま進む。次郎坊のあたりでアイゼンを装着。快晴無風である。雪も深くなって来たので、先行者のトレースを辿る。１０時４５分、宝永山稜線の分岐点標識。ここで小休止。いくら無風でも時たま吹く風で寒い。こまめにアウターを着たりする。雪が想像以上に深い。快晴だが頂上は雪煙でかなりコンディションが悪そうである。１時間ほど登ると下山の人とすれ違う。なんでもこの先の山小屋で引き返したとのこと。時間も零時近い。このまま登っても２時に登頂できそうもない。結局山小屋の３つ目の砂走館で引き返すことにした。午後零時２０分砂走館着。高度計は３１３０ｍを指している。まあ、３千いったからいいか。すぐそこに赤岩八号館が見えているが、無理は禁物である。今日は冬靴のチェックが一番の目的だから、ここで良しとしよう。休憩後とっとと下山。快晴も大砂走り付近になるとガスの中に突入。もう２時近くなるのに登ってくる人が何人かいた。どこかで１泊でしょうか。ガスが晴れると下界が見渡せたが、３０年前に存在していた御殿場スキー場はどの辺りだったんだろうか？こうやって雪景色になると改めて考えてしまう。
　午後２時１５分に下山。懸念していた冬靴の状態は左足はかなり慣れたが、右足の右側、第５指のあたりが締め付けられている。もう少し慣らさないとな。
　予定より早い道路閉鎖で、富士宮口は今シーズンダメかもしれないが、御殿場口はぎりぎりまで大丈夫そうである。なんとか今週末、山頂まで行ってみたい。

コメント

masutaro

RE: 雪見遠足
keniyaさん、初めまして。

静岡で育ちました。雪見遠足、懐かしいです。
（今もあるんですか！？）
私の子供のころ（昭和４０年代）は親がスキーをするなんて
家庭は、静岡にはほとんどなかった（と思います）ので、
雪見遠足は、最大のイベントでした。

今でも、雪を見ると私も「うひょ〜」と叫びたくなります 。ちなみに、静岡は雪降らないけど、富士山とか雪に
触れることのできる場所が、意外に近くにあるんですよね〜。