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「秘話と山の記録映画」のイベントがあり参加した。講師は鹿島槍之介氏。
演題は「知られざる登山家としての深田久弥」で日本百名山である雨飾山を氏と深田ご夫婦、丸山先生、山川画伯で登られ、その後乙見山峠を越え妙高杉の原に至る「秋の乙見山峠越え」をカラーで氏が8mmで撮影した興味深い映画であった。雨飾山登山からの下山が夜遅く午後8時頃となってしまい遭難騒ぎで地元消防団が出たことや多くの本に無いエピソードを話してくれた。
乙見山峠越えは昭和33年10月22,23日で映画の中に深田さんが山高帽にキスリング、傘を結わえ颯爽と歩いている。どうも奥様の方が足が強く、久弥氏を叱咤激励して峠を越えたようである。8mmフィルムはコダクロームだそうでカラー発色もよく、氏の撮影した映画は貴重な資料である。久弥氏は当時55歳だったそうだ。次に1958年にヒマラヤを深田、山川画伯、風見、鹿島槍之介氏4人がヒマラヤの旅をした時の貴重な映画も見せていただいた。カトマンズには車は何台もなくカトマンズまでの車道が無く車を担いで入れたそうだ。その後ランタンヒマール遠征・ジュガールヒマラヤの貴重な映画を堪能し帰宅した。鹿島槍之介氏は言わずと知れたDR古原氏で長野県山岳協会名誉会長・日本登山医学会名誉会員・1964ヒマラヤ・ギャチュンカン(7922m)初登頂隊長。映画上映終了後ヒマラヤ・ギャチュンカンの裏話も興味深く拝聴し、氏が構想中の山書の図書館についても熱っぽく聞き先生の真摯に山に対峙する姿勢に感動した。




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