体質なのか慢性的にコレステロールが高かったが、ここ二年コレステロールが下がって適正範囲に入り(LDL値が従来140台がここ2年の数値は109)何故なのか疑問に思っていたが、図書館から偶然借りて読んだ本で合点がいった。その本は高石鉄雄著『自転車を乗る前に読む本』講談社といい、自転車に乗ることの効能を生化学的なデータに基づいて説明している。
山登りのため従来からチャリ通勤や裏山のジョギングをしていたが、3年ほど前にジョギングの下りで膝を痛めてからは、山のジョギングは止めて近くの山をチャリでアップダウンしている。(標高差120m距離2km平均斜度7%の坂を2・3往復、上り各10分ちょっとの運動)ちょうどこの運動がドハマリのようなのである。
著書では運動強度50%になると脳が危険を察知して成長ホルモンが生成されて通常の糖を燃やすエネルギー代謝から脂肪を燃やすミトコンドリア有酸素系の代謝が促進されるようです。運動強度50%は最大酸素摂取量50%になるらしいのですが、簡単な測定法としては心拍数予備能として現し、最大心拍数(220-年齢(ex60歳))と平常時の心拍数(ex70)の範囲でどの程度の負荷かを計算します。上記例だと最大160−平常70となり50%の脈拍数は115になります。
また著書では毎日の運動量としては運動強度50%で30分、運動強度70%で20分を勧めています。私の場合は坂登りでかなり息が切れているので50%は優に超えた強度で20・30分運動していることになります。また坂道がない場合は時速20〜22kmで平地を走ると50%の運動強度になるそうです。
また、同じ運動量でも歩くよりチャリの方が脂肪の代謝が大きいことを実験で確認しているようです。こちらはチャリが太腿の筋肉だけの運動なので太腿だけの運動の方が脂肪代謝がうまく進むような解説をしてました。
その他脂質代謝異常の話しや内臓脂肪とアディポサイトカインの話しなどいろいろ書いてあるのですが、興味のあるかたは本を読んでいただき実践してみてください。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する