鏡開き

　うちの鏡もちは食べられない。精巧に作られた食品サンプルだから。昔はカチカチになって青カビの生えた鏡もちを母が割って焼いて食べたものだ。結婚と同時に模造鏡もちを買って35年。今も毎年現役だ。だからうちは鏡開き=片付け日。
　鏡開きから一週間経ったが、寒いので街歩きにも山へも行かずにぜんざいを作った。手間がかかりそうだが、小豆を一度茹でこぼししてから柔らかくなるまで煮るだけ。味は甘味を少し抑えるのがkatatumuri流。今年も上手く出来たぞ。嫁さんの喜ぶ顔が目に浮かぶ🥸