ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

HOME > kazuya223さんのHP > 日記
2014年10月30日 20:57秘湯巡り、ついでに近場の登山全体に公開

2014.10.24~26・苗場・赤湯温泉&赤倉山

今回の登山は、
《時季的にテント場からすぐ入りに行ける温泉を堪能して、ついでで登れる山に登ろう》
という目的で話がスタート。

師匠が「行ってみたい温泉はあるんだけどなぁ〜。」という事で、映画の舞台にもなっていた苗場スキー場方面を目指し、10月24日(金)の20時30分に師匠の地元駅で合流。
高速を降りてから目的地に行くまでに、コンビニがインターを降りてすぐの2軒しかないと書き込みがされていたので、地元で買い出しをしてから出発。
買い出しと言っても、お酒も飲まないし、必要最低限の物しか買いません。
そして、結果、いつもと同じメニュー(笑)

道中、一番気にした事が、目的地の気温と天気。
23日(木)に目的地である赤湯温泉の山口館(正確には、山口館には電話が繋がってないらしく、山口館と連絡を取ってくれる連絡所)に電話をかけて、23日現在の天気・気温を確認。
電話に出た年配(?)の女性は話好きなのか、聞いた事に対しての応えとその他に、飲料水にできる水は3種類あり、その中の一番のオススメや、3個所ある温泉場のそれぞれの色と名前の由来なども教えてくれました。
最低気温は4,5度だという事で、いくら温泉まで近いとは言え、寝る時に寒いのはヤバい!!となり、それなりの装備を準備して行く事に。

苗場スキー場の駐車場沿いの側道に入り、駐車場沿いに進み途中を左に行くと、舗装されていない林道につながり、その道を行き止まりまで進んで行くのですが、真夜中だったのでどこにドラゴンドラが通っているのかサッパリわからず。
行き止まりに着くと、6台だったかな?すでに車が停まってました。
6時に出発という事にし車中泊。
運が良かったらしく、冷え込みは思ったほどではなかったです。

25日(土)の6時にヤマレコでもお馴染みの橋を渡り、整備された砂利道を進んでいくと、夏場の大雨にでもやられたのか道が崩落していて工事中の所がありました。
下に流れている川を見ると、川幅が広い!!
「雪解け水や雨水が相当な量集まってくる川なのかなぁ?」なんて話をしながら進んでいると、脇の草むらが急にガサガサ!っと音を立て始めました。
ヤマレコで《熊が出るらしい》という話を聞いていたので、まさか!?と思いながらドキドキしていたら、現れましたよ!猿が!!いや、猿達が!!
10匹はいたかな~?
目の前を横切っていき、林の中に消えていきました。
熊ではなくて良かったとひと安心♪(^^)

整備された砂利道が終わると橋があり、そこを渡った[榛沢]で休憩。
そして、始まりました。本格的な登山道が。
テント泊なので、師匠がテントで僕が調理器具と、分担して70リットルザックで行くのですが、まぁ、毎度の事ながらキツい!
それを乗り越えるからこその達成感がたまらないんですけど☆(笑)
赤湯温泉までの道のりは、アップダウンが結構あり、道がぬかるんでたり、木の根の上に少しの土が乗っていて、下は空洞。乗ったら落とし穴的に落とされるのか!?っていう場所が数カ所ありました。
熊がひそめるくらいの木の根の隙間にはビクビクしてしまいました…(^_^;)

榛沢から、約2時間30分。
目的地である赤湯温泉テント場に到着。
ちなみに、このテント場は山口館の管理地ではないそうです。10張くらいは張れる広さですかね。
テント場に着く直前の急な下りを降りていると師匠が、「帰りはいきなり急登だな…(ー ー;)」の一言。
「帰り、ザック置いて帰ってもイイですか?」と本気で言おうかと思いました。(^◇^;)
テント場に着き、テントを張って身軽になり、とりあえず、行ける所まで行ってみようと、温泉場を確認し、山口館でトイレを済ませて出発。
今回は、山口館からのルート地図を持ってこれなかったので、師匠が大体の時間をメモした紙のみがたより。

旧赤倉道と晶次新道の分岐まで行き、頑張って苗場山に行くか、赤倉山を登るかの相談。
結果、時間的に苗場山は難しいと判断し、時間的に余裕のある赤倉山を選択。
この時点では、標高も高くはないから登りやすいだろうと余裕をこいてました。
登り始めてすぐに後悔させられましたけど…(~_~;)

なんともまぁ、登りにくい道だったらありゃしない!!(>人<;)
道幅は狭いは、落葉で道がわかりにくいは、朝露でその落葉が濡れてて滑る滑る!((((;゚Д゚)))))))
仮に滑落しても、笹林なのでなんとかなるかとは思いますが、よくあの道を作ったなぁ!!(>人<;)
晶次新道ができるまであの道を通って苗場山に向かっていた時代の人の足腰の強さに脱帽します。m(._.)m
ちょっと大袈裟な書き方になりましたが、これから登山の数を重ねれば似たような登山道にたくさん出会う事でしょう。
その時の為の練習だと思っとけばイイかなぁ…?

頂上に着くまで、かなりの体力を奪われ、登山者に誰ともすれ違わず(トレランの男性1人とすれ違いました)、精神的にまいってもきてました。景色も無いし。
やっと頂上に着いたかと思った所は頂上ではなく、頂上から50メートル離れた分岐点。
分岐の案内板に《頂上まで50メートル》なんて書いてあり、「分で書かずに50メートルってなんだよ!?(笑)」と苦笑いし、「50メートルが急登だったらどうする!?」なんて言いながら頂上までの50メートルを歩き出しました。
とりあえず、急登ではありませんでしたが、あの頂上までの道は、ヘタをすると頂上がどこか見落とすかも!っていうくらい頂上らしくない平坦な道。
そして、頂上に着いた瞬間、笑いが止まらなくなりました。
【あれだけキツい思いをして登ってきた頂上がこれかよ!?】
苦労してやってきた事が、報われなかったと思った瞬間の人間の感情をよく知る事が出来ました。
写真を撮り終えてから、50メートル先の分岐点に戻り、カップラーメンで昼ごはん。分岐点からは、それなりの景色も望めました。
2,30分くらい分岐にいましたが、誰も通らず…。

さて、どうやって下ろうか?と相談を始めますが、地図がないのでどのルートが一番早く下れるかがわからない。
登ってきた道を下るのが確実なのですが、あの道を下るのもかなりキツい。
一か八か、分岐から苗場山方面に向かい、途中に晶次新道につながる分岐がある事を期待しつつ出発。
しかし、目にする案内板にはただ〔苗場山→〕の文字のみ。
苗場山の手前に晶次新道につながる分岐があるならば、〔○○分岐→〕と書いていても不思議ではない。
それで苗場山まで行かされるのかも!?と不安になり、傷口の浅い内に元に戻り、登ってきた道を下る事に変更。
下りの道も登りと同じで歩きにくい…。(そりゃあ、そーだ!)
2度ほど転んで、師匠も1度転んでました。転びそうになったのはお互いにけっこうあったと思います。(^◇^;)

ヘトヘトになりながらも明るいうちにテントに戻ってこれて良かった。
テントに戻り、荷物を整理してちょっとゆっくりしてから温泉に入りに行こうかと思っていたら、暗くなり始めてきたので先にご飯を食べる事に。
晩ご飯はパスタとパンにコーヒー。

山で食べるインスタント料理って最高に美味いですよね~♪(*^◯^*)

ご飯を食べて温泉に入りに行こうかと思ってたら、時間的に混浴時間に切り替わってしまう時間になりそうだったので、どうせなら全部の風呂に入れる時間に入りに行く事に。ところが、いつの間にか寝てしまい、起きたら22時くらいになってました。
その時間帯の風呂は貸切状態です。
温度も少しぬるい感じだったので、「もう少し熱くても良いですね☆」なんて言いながら、師匠と二人で3時間くらい入ってましたね!
露天風呂の深さは、計算されているのか、淵に頭を乗せて寝ながら空を見上げるのにちょうど良いくらいの深さになってました。
3時間ずっと星空を見上げて、流れ星もたくさん見て、真面目な話から談笑までいろいろしてましたね~。
テント場で隣になったカップルが入りにきたので、そのタイミングで風呂を出ましたが、そのタイミングがなかったらまだまだ入っていたかと…(^_^;)
どんだけ温泉好きなんだよ!?ってお互いに突っ込みをいれる程の温泉好き。

26日(日)は帰る日でもあったので、朝はちょ~~のんびり。(笑)
9時過ぎに起きて、ご飯を食べ、昼間の露天風呂へ。
夜とは違った見事な紅葉の景色を堪能し、お風呂に入りに来ていた地元の方や、同じ東京から来た方などと話もできました。
山口館泊の登山者の方は、朝早くに苗場山や帰路につく方が多かったらしく、山小屋泊の方とは会うことはありませんでした。
夜中に露天風呂(玉子湯)に入っている時に、「もう少し熱くても良いですね☆」なんて話をしていたのですが、昼間に一緒になった方からの「奥に行くと噴き出し口があって、奥はそこそこ熱いよ!」の一言に、『えっ…!?』
確かに玉子湯をよく見ると、湯船が3層になってる。
夜中にはまったく奥に行ってみようと思いもしなかった…。3時間も入っていたのに…(ーー;)
手前はぬるく、真ん中は少し熱い、奥はずっと入るにはキツい熱さ。
この三段階は温泉好きにはたまらない、温泉好きじゃなくても入いっていられる、計算された温泉でした。


赤湯温泉。年に一度は行っても良いと思う場所になりました。(^-^)
ただ、赤倉山はちょっと勘弁かなぁ…(^_^;)
頑張って苗場山まで行ってみるのは楽しいかも!
いや!あそこは、温泉を堪能しに行く場所と割り切って行った方がイイかな?(笑)

今回は、いろいろと思い出深い登山?温泉旅行?になったので、書きたい事が有りすぎて、アップするのに4日間もかかってしまいました。(^_^;)
その割に長くてまとまりの無い読みにくい文章になってしまいました。
どうやら、こんな文章でも楽しみにしてくれている方がいるみたいなので、簡潔にもっと早くアップしたかった…(^_^;)

長々と読んでいただき、ありがとうございます!(^O^)
お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:484人

コメント

この日記はコメントを受け付けていません。