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先日図書館で借りた本。
アルパインには縁がない、低山ハイカイニストだが、遭難に関する本にはわりと興味がある。何が原因だったのか?生存者がいる場合、何が生死を分けたのか?。
この本は、戦前から最近までの、重大な十大遭難事故を検証した内容だ。
10のうち7つは自分が生まれる前の話で、一番古いものは大正時代に起こっている。ゴアもエントラントもハイパロンもねぇ、雨具はゴザ。服装は袷の着物に足元は脚絆と草履(ヨメマスカ?)。天気予報も無いに等しく、台風が来ていることも分からなかった…そんな時代の話から、最後は平成のトムラウシ。
本筋の遭難の話に劣らず、当時の道具や文化的背景が非常に興味深く感じられた。
GPSと、リアルタイムで詳細な気象情報で格段に安全になった昨今だが、やはり自然相手の遊びには心のどこかに畏れと謙虚さを持っておかねばと思う。
そして関係ないけど、いつのまにか世間でいう「中高年」の年代に突入してることに、今更になって気付いてしまった…。
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