〜アイゼンワーク〜
・アイゼンの足裏の刃をすべて刺すフラットフッティング(FFing)が基本。
下り
・基本的に足を進行方向に向けてFFing。前に出す足を放り出して重心をかけつつ全刃を地面に突き立てる。膝は少し曲げて重心を安定化させる。湿雪でアイゼンに雪がまとわりついた状態(ダンゴ)ではピッケルでアイゼンを叩きつつ前述の降り方を行う(団子落とし)。
・トラバースでは谷側の足を谷側に向けFFing。山側の足は進行方向に向けて山側のエッジを意識しつつFFing。ピッケルは山側の手に持つ。ターン時は山側なら逆ハの字。谷側の斜面に平行にアイゼンを突き立て
上り
・こちらも基本的にフラットフッティング。傾斜次第で逆ハの字。腿と脹脛(ふくらはぎ)の疲労感次第で下記歩行術を織り交ぜる。
・横歩き(カニ歩き)足に疲労が出てきたら行う。ももとふくらはぎを使わない為疲労感が少ない。
横歩きすると通過時間は遅くなるのでコースタイムと相談する。
・3 o'clock or 9 o'clock 傾斜がキツくなってきた際に行う。
〜ピッケルワーク(滑落制止)〜
・利き手でピッケルヘッドを握り、胸元に引き寄せて体重を掛けながらブレードを斜面に突き立てる。アイゼンを斜面に引っ掛けないように足を上げる。
・(右利き)尻から滑落した場合、体幹を軸に体を右回転させブレードに勢いをつける。
・頭から滑落した場合、ピッケルのブレードと石突を斜面に突き立てて、ピッケルを軸に体を回転させて足を下にして滑落制止に入る。
・滑落の勢いが弱まらない場合、もう一度体を体幹を軸に回転させてブレードに勢いをつけ突き立てる。
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