カラダのメンテナンス

自分は整体やマッサージをやってもらうのが大好きである。
旅行や出張で知らない街や初めて降りる駅で良さそうな店を見つけてはフラッと入って施術を受けたりするレベルである。

大学生の頃にギックリ腰を患ったこともあり、そこから慢性的に腰回りの筋肉がコルようになったため、気だるい日に脊柱起立筋や多裂筋あたりの筋肉の際を指圧されると本当に気持ちいい。

ただ、コンビニ並みに整体院、マッサージ屋が乱立しているが、アタリの整体師やマッサージ師に出会えることは稀である。

国家資格の有無、保険適用内外、値段、施術者の国籍、性別に関係なく上手い人はそれこそ鉱山の炭鉱を見つけるが如く、コリやハリの原因となっている一本の筋を見つけてはその『筋肉の際』の部分をなぞるようにピンポイントで指圧してくれる。

極上の気持ち良さに気絶しそうになるくらいである。

下手な人は力任せに筋肉を押すだけだったり、横着して『指の腹』ではなく『指の第二間接』で押したりするため全く気持ち良くないし、不快である。

幸い、今住んでいる家の近所には２軒も凄腕のマッサージ屋がある。もちろん両店とも行き付けである。

１軒目は、駅前のピンク街の並びに半分日本語が怪しい中国人のマダムがやっている店舗である。従業員全員が中国人女性であり、しかも看板も怪しさ満点であるため、パッと見はソッチ系の店にしか見えないがきちんとしたマッサージ屋である。

店員全員のレベルは高いは特に高いのはやはり店長のマダムである。
いつも指名してお世話になっている。店内には大陸風の音楽が心地よく流れているせいか、このマダムの施術を受ける度に中国4000年の歴史を感じる。

ちなみに値段は60分3,000円とアベノミクス導入前のデフレ料金を維持しているところが凄い。

２軒目は、40代の男性がたった１人で切り盛りしているマッサージ屋である。店舗は１Kのワンルームアパートの一室を借りてやっていて、看板も目立たないため人知るぞ知る店舗となっている。

施術の上手さとしては特に背中から臀部にかけての揉みほぐしが上手く、登山で全身ボロボロになった翌日辺りにやってもらうと鉛のような身体が羽毛のように軽くなり、辛い登山をまた頑張ろうという気持ちにさせてくれる。

また自分は、筋肉の名前やどういう運動をしてどれくらいの負荷をどれだけかけたらどこの部位がどれくらいコルのかということをネットやYouTubeで独学で勉強したりするのだが、施術の後にマッサージ師と色々と意見交換するのも楽しい。

ちなみに料金は少し高めで60分3,800円である。

こんなに穴場なお店でいつ行ってもガラガラだったのに両店とも口コミがどんどん広がったためか、最近は毎日予約が一杯でなかなか施術が受けられなくなってしまった。本当に残念である。

他にもまた新規店舗を開拓してみるかな。