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今冬は何年かに一度の厳冬だったらしく、確かにここ数か月間の登山は寒くて本当に辛かった。
ふと思い出すだけでも
夜明け前に早起きするのが寒くて辛い。
登り始めても体が暖まるまでは寒くて辛い。
山風が吹くと汗が一気に冷えて寒くて辛い。
食事やルート確認のため、少し立ち止まるだけで体が冷えて辛い。
登山道が深い積雪のため歩きにくくて辛い。
積雪が凍結してて転倒して辛い。
日没が早く、薄暗くなった帰り道が寒くて辛い。
などなど出てくる。
三歩さんは、こんなに辛い冬の登山の何が良いのかずっと疑問であったが、ポカポカ日和となった春の登山をすることで冬の登山の良さがようやくわかった。
春の登山はとにかく暖かく快適で風も気持ち良いのだか、眺望については花粉のせいなのか、空気中の水蒸気のせいなのか空気が曇っていて良くないのである。
これではせっかく山頂や見晴台や展望台まで行っても嬉しさ半減である。
反面、冬はとにかく空気が澄んでて景色が綺麗である。
見渡す限り遠くの山まで景色を見ることができる。
辛い思いして山頂にたどり着いた者へのプレゼントが破格である。
山レコを見返しても寒くて辛い思い出はたくさん出てくるが、山に登って後悔したといったことは一度もない。
登って後悔する山はないのである。
今では冬の厳しさが懐かしくもあり寂しさすら感じる。
人は良し悪しを比較することでしか、実感できない生き物である。
夏になったら今度は春の登山の良かったところを思い起こしてまた日記を書いてみるつもりである。
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