今回の火山は大原登山口からの登りでした。ルートのキレイさと途中の標識や看板の多さに驚き感動しながら登りました。
登山終了直前、登山口付近でお花の写真を撮っていたところ、「アンタ何しとるんねー」と声を掛けてこられた方は、「このルートはわしが作ったんよ」と話し始めました。
元自衛隊のこのおじさん。単身赴任から広島に戻ると、大原登山口からのルートがガタガタになっていたためルートを整備し始めたのだと。15年かけて、一人で枕木や石を敷いてキレイにしたと。沢沿いを登る新ルートは昨年造られたものだとおっしゃられました。
しかしルートを整備していると、翌日にはそれを元に戻したり壊したりする人がいるのだそうで。
確かに、途中の案内板には「標識を抜かないで」などの文言があり、「???」だったのですが…。
その方曰く、「毎日登る人がいるが、そういう人たちが壊す。たまに来る人で壊すような人はいない」と。なるほど。
毎日登る地元の人にとっては、その方の行為は「自然を壊す行為」に値するというわけですね。
しかしその方は「あなたのような女性でも歩きやすいようにと思って整備している。大人数でやるとただの作業になるが、1人でやると登山者のために色々工夫する」と話されていました。
ルートを整備するおじさんの行為も、それを元に戻そうと壊す地元の方の行為も、私はこの山の持ち主ではないから言及する立場にはありませんが…世の中には色々な考えがあるのだなあと思いました。
とりあえず、今日は朝も早くから女性を含む多くの登山者の方とすれ違い、私もこの登山口から他のルートで登りたいと思ったのでした。
(標識には「山の会」と記載されているものもあり、この方以外の手作り標識も混在していると思われます)
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