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2〜3年前に「烏帽子岩左稜線」に行った後で、知人に「野猿返し」もあると、聞かされた。
何人かは既に行って来たと、言うので早速行くことを決めた。ゴールデンウイークの前半の三日間で真ん中の一日だけが、晴れそうなのでその日を期待して、前日から雨の中を廻り目平にテント泊した。
期待どうりに晴れたので、6人で取付まで急いだ。第一の核心が渡渉であった。靴を脱いで渡ったが膝までの水に浸かってしまった。心臓に悪いと言うのは本当にこの事だ。
さて3人づつの2パ−ティで登り始めた。岩だけのルートと違って木や石楠花の中の歩きがあるので、ロープ操作が面倒になる。第二の核心は第五ピッチ目だが、岩を回り込むためロ-プの流れが悪くなる。ゲレンデと違いビレ-ポイントがないのでピッチの切り方が難しい。
しかもビレ-ポイントは木やカムや岩で作成する必要がある。長いスリングが大いに役立つ。
ボルトやハーケンが無いという事は、自然のままをわざと残しているのだろう。
時間はかかったが6人無事に終了点に到着して記念写真を撮った。1ピッチの懸垂下降で歩いて帰れる。しかしまたあの渡渉が待っていた。もう一度靴を脱いで冷たい水の洗礼を浴びねばならなかった。テントまでの帰りはくたくたに疲れてしまった。
しかし翌日の天気は悪かったので、本当に正解な登攀日であった。





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