そして、一度出かけてみれば、甘い薫り漂う山の衣に抱かれるかごとく、そこに立ちすくむと、春の使者たちが飛び交う情景を目の当たりにすることができる。
彼らとファインダーを通して会話するとき、自宅に置き去りにしてきたアイゼンやスノーシューに対して、「また、行こうね。」とつぶやく己がいることと、帰ったらきれいに掃除をして片付ける自分を想像している。
「おっと...。」
プロキャプチャーで撮影していたことを忘れ、メモリーカードがいっぱいになっており、さっきの画像が記録されていないことを気づく。
「今度は、満開の河津桜に戯れる君たちと会いに来るか。」と、帰路に就く。
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