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街角では暖かそうな衣装に身を包む人々、なべを囲む食材を求める人々、郊外では紅葉に染まる樹々の木漏れ日に憂う人々、・・。
自分の描く秋は、その使者に逢いに行くことから始めたい。
写真の舞台は、愛知県岡崎市鳥川地区。(2021年10月10日)
夏はホタル、秋は、アサギマダラ。
10月を過ぎると南国へと向かうアサギマダラを向かい入れるため、この地区ではフジバカマが甘い蜜の薫りを漂わせる。
陽が昇るとしべが開き、山中の樹々で休んでいたアサギマダラが、フジバカマの花々のもとへ降りてくる。ひとしきり蜜を吸うと、再び山中に戻っていく。
合うためには午前中の時間帯がおすすめだ。
中には、手のひらを広げたほどの大きな個体に出会うこともあり、標識記号の書き込まれた個体も乱舞する。
フジバカマとアサギマダラの関係性を、毎年のようにそばで見守ることのできる環境を大切にしていきたいものだ。
追申
今年は猛暑のため、フジバカマが病気になり10月上旬頃に数匹飛来したそうだ。
地主さんによると、根詰まりも要因だそうで、ある程度湿地の土壌を探しているとのこと。
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