先日のチャリティ地図読み講習に参加した時に、思い出したことがありました。
震災の後、会社の労働組合が義捐金を募っていて、部内の分を私がとりまとめることになりました。
人それぞれ家庭の事情もあるし、金額が私に知れるのはイヤかな?と思い、出そうとする人には、封筒を手渡して、入れてから私に返してくれるようにしよう、とあらかじめ思っていました。
最初に声をかけてくれたのは、もう長いこと心の病にかかっている人で、普段から力ない歩き方をしていて、何かと誤解を受けやすい人でした。
私が封筒を手渡すと、「あ、はい」と言って受け取り、見えないところでお金を入れてから返してくれました。
もちろん、私は中を見ませんでした。
その後も、ほぼ全員が出してくれましたが、そのまま千円札を持ってくるので、封筒を手渡すことはなく、受け取って私が封筒に収めました。
最後の人にも、念のため封筒を渡してみると、受け取って自分で中身を入れていたのですが、中を見て、
「あ!一万円札が入ってる!」
と言いました。
私もびっくりしましたが、それを入れたのが誰なのかはすぐにわかりました。
他の人の分は全部、千円札でしたから。
1万円札を入れたのは、あの、誤解を受けやすい彼です。
「心は見えないけれど、心遣いは見える」
彼の心遣いは、みんなには見えませんでした。
見えない心遣いも、世の中にはたくさんあるんです。
でも、私にはちゃんと見えましたよ。
いつも見ていますよ。
誰よりも人に気遣って、一生懸命仕事をしている姿を。
義捐金は、結局どの部よりもたくさん集まったようです。
最終的に全部をとりまとめる労働組合の幹事が驚いていました。
うちの部には、単身赴任で、家族の家が東北にある人も2人います。
子供を2人抱えながら、旦那さんが病気で働けず、家のローンの残っている人もいます。
同じく子供が2人いながら、旦那さんが失業中の人もいます。
だけど、みんな当たり前のように義捐金を出していました。
最近の日本は・・・とよく言われますが、悪い部分が目立っているだけで、いい部分はずっと残っているのだと思います。
そしてずっと受け継がれていくんだと思います。
伝える人と、受け取る人が、ちゃんとつながってさえいれば。
仲間からお金を集める仕事って凄く嫌で疲れますよね(∋_∈)でも1万円も出してくれる人がいるなんて凄過ぎです…僕はその方を尊敬します(`∇´ゞ…ニューテント欲しい欲しい病の僕には無理です…心狭っ(ToT)今、松本から見える山々は生命力を感じる新緑の季節を迎えています
そうですね。お金ってやっぱり人の生活にとって大切なものだし、人によって価値観が違うので、集金はなかなかに難しいですね。
これは、「ボランティアを受け入れる体制が整っていない、できるのは募金だけ」の頃の話です。
心はお金で測れないことは、重々承知なのです。
かくいう私も、実家のローンを抱えて、多くは出せませんでした。
見えない心遣いは、たくさんあります。
そういうのを見るのもまた、心なんだと思います。
梅雨入り、早すぎですね。
その分早く明けてくれればいいんですが・・。
でも、明けたら暑いですしね。
今年は暑い夏が心配です・・・。
MIZUHOさん こんばんワニ
義捐金とりまとめ、お疲れ様でした
私の職場も、いろんな募金があるのですが
最初に全員の募金金額を記入して後から集金して
もらうので、心がバッチリ見えます
一番の最初の書いた人が、金額で相場が
決まります。その後記入した人は、だんだん
低下傾向なります
だから一番最初に募金金額を記入する時は、
任意といえ、悩みますね
ありがとウサギです。。
募金、自己申告形式なのですね〜。
でも、その方がたくさん集まりそうですね。
一番最初の方は悩むでしょうね。
多すぎても少なすぎても、次以降書く人のことを考えると・・。
うちの会社の場合、「自分の分+昨日の飲み会で集めたお金の残り〜」とかいう人も結構いるので、自分でも金額把握してないかも
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