先日ご報告した通り、今週の土曜日に始めて初心者さんたちを山に引率することになったんです。皆さん、楽しみにしているみたいだし、1人の最年長の方はこの日が来るまで何度となく低山で修行を重ねた、と仰っていました。
で、今回行く山はその方の希望で栃木県にある標高600メートルくらいの低山なんです。
で、本日「登山届を栃木県警に提出するから住所とか緊急連絡先おしえてください」というとその最年長さんが
「えっ?600メートルくらいの山に登るのに登山届とか面倒なものいらないじゃん」と猛烈に拒否されたんです。
私「えっ?今までの単独山行、一度も登山届け出してないんですか?」
最年長「だって低い山だよ。出すわけ無いじゃん、這ってでもおりてこられるし」
そこから約1時間かけて
●私がリーダーということで登山届を提出しないつもりであれば私は参加しない
●遭難(道迷い)は低山の方が最も多く、死者も毎年出ている。
等々を説得し続けてようやくオッケーもらいました・・・。
かつ「保険加入は自由で良いけれど、私はあなた方に何かあったら、自分たちで何とかしよう、なんて考えないで躊躇なく救助依頼する。その時にはお金がかかるから覚悟してください。」とも説明し、保険加入も促しました。
今までいくつも遭難の事例を机上で読みましたが、この最年長の方、遭難するパターンに全て当てはまっているタイプなんです。
●年齢64歳
●ほとんど単独行
●ほぼ低山
●登山地図のないエリアに行くので当然地図もコンパスもない上、あったとしても読図スキルなし
●エマージェンシーキット、ツェルトは当然持って行かない。聞くとヘッドランプすら持参しない
●非常食なんて考えはない
どうやったら危険を分かってもらえますかね・・・。
この方に登山の素晴らしさを伝え、登山の世界に引きずり込んだので、何かあったら少なからず責任感に苛まれると思うのです。
困ったもんだ・・・
昨日は好天でしたのでわんこの散歩を早々に済ませ低山ハイクに出かけてきました。
駐車場に登山届のボックスがあるのですが、私を含めて届けを出している様子はありませんでした。茨城県にはほかに百名山の筑波山がありますが、ここでも同じです。
やはり危険度の低い低山ということで必要ないと判断される方が多いと思われます。
その最年長という方も同様に考えているのではないでしょうか。
yokappe様
返信遅くなり申し訳ございません。
そうですよね・・・迷う可能性がほぼないような山もありますからね。
でも線引が難しいので登るときにはいつも出す癖をつけたほうが良いのでしょうが・・・。
余計なお世話かもしれませんが、「説明し、保険加入も促」すだけでなく、「説明を受け、リスクを了承した旨の覚書」の作成など、ご自分の身を守る算段をされた方がよろしいかと思います。
お金で人は変わります。万が一の事故で何百万も請求されたら「そんなことは聞いていない」「リーダーに責任がある」などとゴネられるかもしれませんよ。
melonpan様
返信遅くなり申し訳ございません。
そういうリスクはありますね。
ただ逆に言うとそういう方であったなら覚書を書いたとしてもゴネられそうなので・・・。
多分この方々の意識が変わらないのであれば一緒に山行することはない、と思います。
自分の身を守るので精一杯ですから。
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