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高尾山の麓、木下沢梅林にて期間限定で梅林園が開放されるとのことで父を誘って梅の花見へ。
梅が咲き乱れまさに春爛漫。
ウェザーニュースで知ったが春の山を山笑うとも言うらしい。素敵な季語だ。
高尾駅から京王バス「小仏(こぼとけ)行き」に乗り、大下バス停まで。
ヤマレコの山行記録を付けるのをすっかり忘れていたので、日記をつらつら。
高尾駅で電車を降りてすぐに後悔した。今すぐに暖かい車内に戻りたい。予想最高気温は14度だが朝9時の予想気温は7度。寒暖差があるからと上は脱ぎ着しやすく厚めにしてきたが、下はペラペラのジーパン一枚。歩いてれば温まるだろうと股引きは穿いてない。
案外寒い、正直舐めてた。
さて、高尾駅には着いたもの間違えて南口に出てしまった。目的のバス停は北口と反対側。
改札の外には連絡通路がない。入場料(150円)を出し惜しみ、トコトコ反対側へ。
西側から回れば最短かなとなんとなく歩いてみたがまたもや反対回り。途中で気付いたが今回は父もいる。1人だったらクルッと西回りにもどるのだが、知らんぷりして東回りへ。
無駄に歩かせてしまった。ごめんよ。
北口は南口と違い人出が多い。そして目的地へ行くバス停には長蛇の列。
小仏行きのバスは20分ごとに周回して来るのだが梅祭りが3/2から始まったこともあるのか人が多い。それともこれが通常なのか。
以前、高尾山から景信山へ行き、駅へ戻るために初めてこのバスに乗ったがその時からすでに2台編成のバスだった。
1組?のバスを見送り次のバスに乗り込む、運良く座席を確保。車窓からゆっくり梅林を眺めつつ目的地へ。
旧甲州街道沿いを約4.5㎞に渡って10,000本もの梅が咲き誇るという。
その旧甲州街道をバスは進み行くのだ。見頃を過ぎてしまったところもあるようだがバスが進むにつれて、どんどん花が盛り上がって行き青空に輝く。
だが、それと比例してバスは車道は狭くなって行く。住宅街の車線のない両側通行。地元民は上手いことバスが通る時間を避けているのか、はなから休日の昼間に車を出さないだけか。遠出して来たのだろう対向車の車やバイクなんかはもうヒヤヒヤだろう。なんせこっちは大型バス2台編成だからな。1台去ってもまた後から1台やって来るのだ。
車窓から花見しつつ擬似スリルも軽く味わいつつ目的地の最寄りの大下バス停で下車。
前を歩く人々に続いて木下沢梅林(こげさわばいりん)へ向かう。
「きのしたさわ」じゃなくて「こげさわ」らしいよと話しながら、えっちらおっちら上り坂をゆっくり。
バスを降りてから15分ほど時間をかけて。
700本もの紅白の梅が咲き誇る木下沢梅林に到着。今年は3/2~3/17までの梅祭り期間限定で園内を散策出来るそうだ。
小さな丘にも見える梅林は保護管理のためか鉄柵が回り、期間後はすっかり囲まれてしまうのだろう。
2月の大雪(私が光城山に登れなかった原因であるあの大雪だ!)で折れてしまった枝も多いそうだが、下草は刈られ足を取られることもない。とても綺麗に管理されていた。
維持管理費の募金箱に2人分納めてとりあえずは一休み。父はここ数ヶ月ですっかり運動不足になってしまったそうだ。丸太の輪切りベンチに腰掛けて真上の高速道路を見上げる。これのせいで梅の日当たりの良し悪しが大きく変わってしまっている。
しかし木下沢梅林は満開見頃を迎えていた。わずかな休憩中にも次々と人がやって来る。
配布されていなかったが随所に園内マップの看板が立てたれ、次はこっちへ行こうか、あっちを回ってみようかと見ることが出来るようになっていた。
梅を見上げながら頂上部の広場を目指す。
広くもない園内はすぐに頂上に辿り着いたが、広場は人が最も多かった。普段は輪切りベンチだけで置いているのだろうが、臨時のベンチを置いても満員御礼。レジャーシートを広げる人もいる。
運良く空いたベンチへ座り早めの昼食を取り、またゆっくりと。
梅の香りと花を満喫しながら園内を下りあっという間に終わり。
この冬の間、ほとんど家から出なかったらしい父はここまでですでにヘロヘロ。私も光城山へ行ってからまともに出歩かなかったので少し疲れたが、ピクニックとしては良くてもハイキングとしてはかなり物足りない。
バス停に戻ると次のバスは40分後。12時の間だけ1本しかバスは来ないらしい。
そんなに時間が空くのならと次のバス停まで歩く。3つか4つ先のバス停まで歩き、テーブルとベンチがあるのでそこでバスを待ちつつ休憩。どうやらこの辺りにするさし梅林があるらしい。梅林ののぼりを見ていると上から何か落ちてくる。鳥の糞かとワタワタすれば、飛び回っていたトンビの番のうちの一羽が電線に止まりなにか悪戯している。
よく見ると電線の外層を剥がしている。巣の材料にするのだろうか?先程、豆腐屋の庭で地面をつつく雀を狩ろうとしていたし、むしゃくしゃして電線をむしっているのかもしれない。
バスが来るまでトンビは電線をむしっていたが、バスを待ち列を作る人間たちをからかっていたのかもしれない。
ようやっとバスが来るがそこはすでに満員。なんとかバスに乗り込み、運転手さんの小粋な喋りに励まされつつ高尾駅へ戻る。途中で客を拾いながらバスは進む。
さながら朝の満員電車。救助ボートに乗り込むつもりで押し合い譲り合って乗ってくれとは、バスの運転手の喋りからだ。なんとも口の上手い運転手に乗客達から笑いも起こる。
なんとか駅へ到着。父は満員バスにヘロヘロだ。
さて、休憩して温泉に行ったら今日はもう終わりだ。
すっかり日記が三日坊主だったよ反省。
しかも父にこの日記を読まれているらしい恥ずかしいったらありゃしない。
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