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○自分自身の反省
台風が接近していることは知っていたが、それでも「通常の5割の運転本数」というアナウンスだったため、列車が問題なく動いていると思い込んでしまった。当日は短時間の間に急激に風が強くなり、車内のアナウンスでも「台風が接近し、風が強くなってきた 徐行運転する区間がある」ということが流れていた。最悪の事態を想定していれば北朝霞駅で乗り換えて都心に向かうという選択肢もあったはずだが、そこまで考えることができなかった。
○乗客の不満・疑問
・「満員電車の中に長時間閉じ込められたこと」が間違いなく最大の不満である。関連して、「なぜ北朝霞駅で電車を停めなかったのか」「なぜ北朝霞駅に戻ることができなかったのか」ということが疑問として残る。
・乗客の安全が確保できないという理由から、「ドアを開けないでください」というアナウンスがあったが、こういうときのために手動でドアを開けるための機構が備わっているのではないか。確かにドアを開けるのは危険が伴うが、いつ開放されるかも分からない満員電車の車内に押し込められることのストレスを考えると、「開けちまおう」と考えた人も少なくないはずである。
・電車が動かなくなったあと、北朝霞駅からはしごを持ってきたと思うが、これを電車に常備するわけにはいかないのか。
○鉄道会社に対する理解
鉄道インフラが、「電車が時刻表のとおりに動くもの」という利用者側の思いの強さを支えきれなかったことが今回の事故を起こしたという解釈をしている。乗客をすし詰めにしたまま2時間放置することについては回避しなければならなかったが、ここで書いたとおり北朝霞駅で電車を停車させたとしても「なんで動かないんだ」と文句を言われることは確実である。
鉄道会社はサービスを提供する立場にあるが、それは安全が確保された上でのことであり、可能なギリギリの範囲で電車を動かしていて、結果陸橋を渡れずに停車したということなのだと思う。
○願い
今後、同様の事故が起こらないように願うばかりである。
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