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トランプ大統領とゼレンスキー大統領の会見が大きな話題となっています
ウクライナはロシアとの領土問題で長年揉めていて、2014年にクリミアを一方的にロシアに併合され、2022年には遂に戦争となり南部4州をロシアに取られています
アメリカをはじめ各国はウクライナを支援、巨額の資金と多数の兵器の援助を受けた事に加え、ウクライナの防衛意識の高さもあって小国ウクライナが世界有数の軍事大国ロシアに対してなんとか持ち堪えています
しかしながらウクライナは停戦に持ち込む為に成果を得ようとして大規模反撃を数回行っているものの、すべて失敗しており持ち堪えている以外には成果と呼べるものがありません
しかもウクライナ内部は汚職が横行しており各国からの支援金の着服や武器の横流しが起こっていると聞きます
軍事機密にも関わるので支援金がどの様に使われたかは不透明だそうで…それが汚職蔓延に拍車をかけてます(こんな国難でも私服を肥やす不届者がいるなんて許し難いですね…)
ウクライナ内部の腐敗はかなり深刻でアメリカとしてはこんだけ支援してやってるのに成果は残せない、支援金は着服する、そのくせもっと寄越せと言ってくるという風に見えるのも致し方ない…ウクライナが内部の腐敗を正せない所は大きなマイナスです
終わりの見えない戦争による各国の支援疲れ、国際情勢の悪化…
これらに終止符を打とうと動き出したトランプ大統領
トランプ大統領はロシア、ウクライナ両国に呼びかけて停戦に向けた交渉を始めているものの条件として
◼️クリミア及び南部4州はロシア領に
◼️ウクライナの核武装、NATO加盟は認めない
◼️支援の対価としてウクライナのレアアース採掘権をアメリカは得る
というのを条件としているようです
ウクライナ側からしたら飲めないでしょう、日本が沖縄と九州を他国に取られて数年戦って同じ様な条件を突きつけられたら簡単には飲めないのと一緒です
それにウクライナは疲弊し国土も荒廃し戦後の復興こそ大変なのにこの状態で手打ちにしろと言われれば怒りたくなるのも仕方ないかと
しかし成果のないウクライナに交渉の余地は残念ながらありません…
ウクライナ南部4州は工業地帯や穀倉地帯である為経済に関わる大事な土地ですがロシア系住民も多く奪還も叶わない今、もうロシアに譲ってもいいから戦争を終わらせようという風潮がウクライナ国内にも蔓延しているようなのでこれは仕方がない点
ウクライナのレアアース採掘権もアメリカの支援額を考えるとこれも仕方がないかと
しかし1番の問題は戦後のウクライナの安全が保証されない事でしょう
かつて第二次世界大戦が始まる前にナチスドイツが「ドイツ系住民が多いチェコスロバキア併合したらこれ以上はしないから」と国際社会に訴えて譲歩を迫り、国際社会はチェコスロバキアをナチスドイツに与え犠牲にする事でナチスドイツとの戦争危機を回避しようとしたもののチェコスロバキアを併合して元気を取り戻したドイツが軍備を整えてポーランド、ベルギー、オランダ、フランスに侵略しました
この愚かな歴史を繰り返そうとしています
ロシアが南部4州クリミアを獲得したとして失ったものは多く、これ以上戦う元気がないとみているのかも知れませんが数十年たてば軍を立て直してまたウクライナに再侵攻する可能性はゼロではありません
ロシアは国土こそ広いものの枯れた土地だらけなんでソ連時代の領土を取り戻したいのでしょう
なのでウクライナは自国の安全を保証してもらわないと停戦出来ないでしょう
今回ゼレンスキー大統領が訴えたのもこう言う事情からでしょう
(それにしても公然大衆を前に揉めない様にしっかり裏で擦り合わせておけよとは思いつつ)
しかしそもそもの戦争のきっかけの一つに
「ソ連から独立したウクライナは核兵器を捨てた、しかしロシアとの揉め事が絶えないからNATOに加盟して守ってもらいたい」というウクライナの思惑がありますが…
ロシアは「ウクライナがNATO加盟したらEUが隣国になるようなものだし、手出ししたら加盟国の一つアメリカとも直接対峙する事になる…そんな事は許せない」
EUは「ウクライナがNATOに加盟したら、ロシアと揉めた時俺らも一緒にロシアと戦わなきゃいけなくなるじゃん!やだよ」
と言うので結局ウクライナがロシアとNATOの緩衝地帯であって欲しいという大国の思惑に振り回されているのが現状で、故にNATO陣営は支援はするけど加入を認めないとしているのが現状なのでウクライナNATO加盟はあり得ないでしょう
代わりにウクライナ国内にアメリカ軍やEUの軍を駐屯させるというのが最も現実的な妥協点かと思いますが、隣国にNATO陣営が居座るのをロシアは許容しないでしょうしNATO加盟とあまり変わりがないのでこれもないでしょう
ウクライナがロシア領になってもヨーロッパ的にはまだ東欧の国々(ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー)が緩衝地帯となるのでヨーロッパはロシアと隣国にならない
というわけで国際社会的にはウクライナに犠牲になってもらって戦争やめて欲しいというのが透けて見えてます
ポーランド、ルーマニア、ハンガリーは既にEU加盟国なのでここを犯されればさすがに全面対決は避けられませんが、ロシアはウクライナとベラルーシより西は取りに来ないと踏んでいるのでしょう
国際社会の為にウクライナを見捨てようとしているというのが現状であるというのが私の見立てです
しかし最大の問題はここで譲る事で「武力による身勝手な他国侵略」がまかり通るという点です
現代の戦争がどれだけ金がかかり終わらせる事が大変かは今回のウクライナ戦争が世界に示しましたが、同時に「結局のところ軍事力と核を持った国の意見がまかり通る」というのも世界に示してしまいました
さらに各国の連携による防衛など当てにならず、結局のところ自身の軍事力や核による抑止力で自分の力で自分の国を守らなくてはならないという事実が突きつけられたら結果となります
一国の暴走に対して各国がしっかり連携対処する事で暴走を許さないというのが理想的な世界の姿であるものの、結局皆自分の国が第一なのでそんなに支援出来ないし足並みは揃わないし、相手が軍事大国でしかも核兵器まで持ってるとなると自国の安全まで脅かしてみんなで連携しようなんて思わないのでこの理想は机上の空論であると言わざるを得ません
そして今回のウクライナ戦争ではっきりと机上の空論だと示されてしまいました
結局"力は正義、勝ったものが正義"
そして"核兵器は究極の力"
核武装した軍事大国に誰も逆らえないというのが世の真理
これからの世界は自分の国を守る為に軍拡や大国に跪く小国が相次ぎ更なる混迷の時代を迎えるでしょう
本来は自国の損失を覚悟で各国が連携しロシアと直接対峙、身勝手な軍事侵攻を断固として許さない姿勢を示すべきでした
しかしそれが出来なかった
各国が中途半端な姿勢を取り続ける事でもう取り返しのつかない所まで来てしまいました
もうウクライナは南部4州を諦めて停戦した後、勝手に核武装して北朝鮮化するしか生き残る道はなさそうです
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ウクライナ戦争は他人事ではありません
ウクライナ領土問題と同じ様な問題が台湾と中国間にもあります
台湾有事となれば日本もアメリカも関与せざるを得ませんし、中国は日本も狙っています
憲法九条があるから日本は大丈夫?そんな事は起こり得ない?他国の戦争だから日本は関係ない?
政治の話とか意識高 笑
一市民が声を上げたところでなんも変わんないし 笑
陰謀論者か~??笑
本当にそうでしょうか
そうやって何もしないままでいいのでしょうか
一人一人は小さくても集まれば大きな声になる
自分の発言が誰かが響くかも知れない
そう思って日々思考し発言する姿勢こそが大切だと私は思います
SNSで様々な情報が得られ、同時に気軽に意見を発信出来るようになりました
情報を正しく取捨選択し自身で思考し発言する事が大切です
今一度ウクライナ戦争について考えてみて欲しいなと思います
※平凡な一市民の発言ですので全てが合っているとは限りませんし間違った情報もあるかも知れません、あくまで一個人の発言として受け取って下さいと最後に免責事項を述べておきます 笑
ほんとウクライナ戦争は、遠い戦争の話し、では無いですよね。
日本は中国、ロシア、アメリカに接しています。緩衝地帯って人ごとじゃないです。
中国は習近平政権、ロシアはプーチン政権。そして米国はトランプ大統領に成りました。
今現在、日本や特に台湾は、とても危ない状況にいると思います。
国際情勢とか政治の話しとかは、とかく倦厭される風潮ですけど、ほんとにそれでいいのしら?
って私も思います。
コメントありがとうございます🙌
ロシア、中国、アメリカと世界三大軍事大国に囲まれた日本ほど危険を孕んだ国は他にないと思います。
日本は他国以上に防衛意識や国際情勢に敏感でなければならないと思いますが、政治に興味がある人は極小数で選挙にすら行かない人が約半分を占めるという酷さです…(応援したい政党がないというのはまぁ分かるけど…)
この三国に対して中立的姿勢を貫き通すには多大な努力が必要で、それを政府に丸投げして自分は無関係を装う姿勢こそが間違いだと思います
SNSという便利なものが普及している今こそ政治に興味を持ち、思った事はしっかりと声に出す姿勢こそが大切だと感じます。
一人一人の声は小さくとも、声を上げる人が多ければ大きな声になる。
私も政治の話や国際情勢の話がもっと身近でカジュアルなものに、倦厭されないようになればいいなと思います。
米国の大統領に対して言いたいことをちゃんと言うというのを感心してやり取りを見ていました。
「『仮定のご質問にはお答えを致しかねます』というのが日本の定番の国会答弁だ」などと言う首相は今後も絶対に米国の大統領が気にいらないことは言わないだろうなと。
コメントありがとうございます🙌
私個人もゼレンスキー大統領が国の為にしっかりと主張すべき事を主張した姿勢は好感が持てます
トランプ大統領もハッキリとした性格なのでそんなにゼレンスキー大統領個人に対して嫌悪感は抱いてないようにも思えます(同時に商売人なのでリスクとコストの塊のウクライナ戦争を一刻も早くやめたいという焦りも感じられます)
しかしあの部屋の会談はもう話がついて、決まり事を粛々と"円満にまとまったよ"感を出して発表する場であると思うので、あの部屋で討論の末中断となるのは両国にとってマイナスであり国際社会に不安を与えるとも思います…💦
あの部屋に至る前にもっとお互い話し合い意見をすり合わせる事は出来なかったのかと…モヤモヤしてしまいます…
ゼレンスキー大統領は戦争が始まってから常に国民と共にあり、沢山の命と国の未来を背負って国際社会と向かい合っています。
ウクライナにとって停戦したとしてもその後の安全が保たれるような条件での停戦が叶う事を私は心より願っています。
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