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自分で言うのもなんだが、高校生の山岳部にしてはなかなかユニークな活動をしていたと思う。
高校3年の夏山合宿は、白馬岳から清水岳を経て欅平、水平歩道から剣岳に登った。通常は、針ノ木峠越えの立山・剣岳縦走となるのだが・・・
当時、うちの班の夏山合宿は「後立山縦走」「南アルプス北岳・仙丈ケ岳縦走」そして「剣・立山縦走」この3箇所を3年間でまわしていた。
私が高校1年のときは「後立山縦走」からはじまり、3年で「剣立山縦走」であった。
3年の時、たしかこの年か次の年にインターハイの全国大会が地元長野県の開催で山岳競技の会場が白馬岳になっていた。
当時の顧問の先生も、役員として参加することになり
「白馬岳に下見を兼ねて登りたいので今年の夏山合宿は白馬から後立山にする」と言いやがった。もとい、おっしゃいました。
「先生、俺たち1年のときに後立山やってるし今年は剣でしょ」
と、猛反対した。実は、この顧問の先生、私たちが1年の時は副顧問で、そのときの合宿は教科だか組合の仕事の関係で参加していなかった。
「だから、白馬だ」
「おいおい、そりゃーねーだろ!」と大騒ぎになり、挙句の果ては
「よし、そんなに剣に行きたいなら3年は全員卒業させないから来年行け」(誇大表現です。すみません)とか言い出す始末。
「ふざけんな!」さらに大騒ぎになっている時、普段あまりしゃべってるとこを見たことない1年生がボソッと一言。
「白馬岳を越えて欅平から剣に登れます。」
「え?」
「日程的にも大丈夫だと思います」
こいつ、地図マニアだ。(その頃「オタク」と言う言葉はまだ存在しない)
うちの山岳班は、体力勝負のイケイケ集団だったが、たまにマニアックなヤツも居たりする。メンバーもユニーク。面白い(おかしな)面々がそろっていた。
と、言うわけで早速地図を広げてあーだコーダ。
「おーなるほどおもしろそージャン」
「こりゃいいやこれで行こう」
と、先生も皆も納得でこのコースに決まった。
一気に下ってまた一気に上るというコースだが結構楽しい合宿になった。
1年生はきつかったらしいが・・・
3年は荷物も軽く足取りも軽い。
念願の剣岳の頂上にも立つことができた。
たぶんこの先、日程的にも体力的にもこのコースは歩けないと思う。今になって思えば貴重な体験だ。とても良い思い出として胸に残っている。
※ 文中、不適切な記述がありますが当時の表現を忠実に再現しましたので、ご了承願います。
こんばんわ。
35年位前のアルプスの写真でしょうか?
白馬岳を越えて欅平って、高校生の頃なら楽勝でしょうね。
私は高校の時の学校登山で白馬岳に登って
それ以来白馬岳山頂へは登ってません。
落石が怖くて
sakusakuさん、こんばんは。
まさに35年くらい前の写真です。よくわかりましたね。(ばればれか)フレームのバックパックとバンダナを首に巻いて。この後シャツはラグビージャージになっていきます。唐松岳に向かってるとこですね。
最近の白馬雪渓は落石が多いのですね。やばいな。欅平から登ってみる。という手もありますよ。
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