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最初タイトルを聞いた時にバリはバリ島のことかと思いイメージできなかったがバリはVRのことだった。さらに山は六甲山。10年以上前に単身赴任で新神戸駅近くに住んで布引の滝あたりから歩き始め登山の面白さに目覚めその後毎週のように歩いた山。概ね正規ルートであったが街近くの山とは思えない懐の深さを感じながらいくつものルートを多くの場合一人で歩いていたころを懐かしく思い出された。自分自身を主人公やバリの先輩妻鹿さんたちに重ねて、山に生死を感じる危機を乗り越えた達成感で満足しているのかもしれないなぁとも思いながら読ませていただいた。
私もたまにバリをするがそれにしても本のバリ山行は格好にしてもルートも六甲山にしては少し大げさでは?とも感じる部分があるが、六甲山では皆が加藤文太郎になり切ってしまうようなところがあるのかもしれない。
しかし、関西弁の緩い文章であまりに砕けた内容。ずいぶん純文学などは読まなくなって久しいが日本文学の変わりようにも驚かされた。
そして本の中の方々はヤマレコユーザである。やはりバリ山行にはヤマレコ必携ですね。

私も昨日(2日)、文芸春秋を買って読み始めたばかりです。
登場人物の位置関係(≒人間関係)を頭の中で整理しつつ、関西弁一辺倒なので気が散るとストーリーが分からなくなります。
大衆文学でなく、純文学に選定されたのですから、読者に対してそれなりに訴えるものはあるはずだろうと思います。
私は関西人なので関西弁には違和感はありませんでしたが内容も山行を含め身近過ぎる内容で知り合いのレコでも読んでいる感じがしました。関西でない人や山行しない人がどのように感じられるかわかりませんが。
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