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尾白渓谷の川沿いのハイキング道を、ゆっくりと標高あげながら入渓点を目指し歩く。
しだいに空が明るくなってくる。
尾根の上の方から重低音の羽音。これを聞くのは2回目、あぁ雄ヤマドリのドラミングだ。いい相手に恵まれることを祈るよ。
不動滝を越えたあとの急な登り道。
青と黒に彩られた小さな羽根が落ちていた。
カケス。
濡れそぼって小さくなっているけど、乾かしたらきれいになるだろう。なにに使えるかなぁ、チェストポーチにしまう。
渓では小鳥のさえずりのサラウンド。
陽に光るエメラルドの水は神秘的。緑味がかった流れは、その色のせいかサラサラとは見えず、水同士が繋がってひしめきながら谷を降りているような。柔らかいところてんみたいだ。
連続するナメに流れる翠がきれいだった。
この水に育まれたイワナの容姿の美しいこと。
おれらは甲斐駒育ちだ、ほかの河川のヤツらと一緒にしてくれるなよ、なんて。うんなんか気品ある気がする。
渓ではところどころで滝が出てきて退屈しない。大滝横の登りは難しくないけどホールドはあまりなく、わりと滑りやすい岩面もあったな(ラバーのがいいかも?)。
滝の水線突破とかで遊んだら楽しいだろう。ソロだとなにかと億劫でできないから。
思っていたよりも歩行距離は長く、高低差もそれなりにあった。ロープはやはり使うところはなかった。なにかの万が一用です。
日向山を降りる頃には太腿がプルプルでした。
きれいな沢を歩いてからの日向山ゴールって、考えてみると贅沢なルートだった。
また来る。
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