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2011年07月21日 22:23山登り日記全体に公開

双門コース@大峯山系の超難関登山 その1

夏のはじめ、奈良の大峯山系にある超難関登山に行って来た。
最初は3人で行く予定だったが1人が前日急に行けなくなり、山仲間クンと2人で行くことに。
彼は登山経験が豊富なので、この日は私の一日専属ガイドを務めてくれることとなった。
ノホホン登山初心者の私は、行き先もスケジュールも全てガイド君まかせ〜。

さて行き先はとりあえず車で奈良の大峯山系の山を目指すそうか〜ということに。
ガイド君が挙げてくれた候補は、最高峰の八経ヶ岳(1,919m)か行者還岳(1,546m)のどちらか。
どんなルートかの説明を聞きながらも車はどんどん奈良の奥地へ。
…と、ふと思い出したように、「八経ヶ岳に登る別ルートだけど弥山川沿いの沢登りっぽい道があって、岩山をよじ登ったりもするという、めちゃ変わったコースがある」と語りだしたガイド君。
彼は一度登ったことのあるコースなんだけど、その双門コースはメインの登山道ではなく、知る人ぞ知るマニアックな上級コースなんだそうな。
「危険な箇所も多いので何日間か雨が降らずに道も乾き、雨の心配の少ない今日見たいな日でないと入れないというレアな登山道だ…」なーんて聞いてしまうと、「なんか面白そー♪」と好奇心がムクムクと。
んで結局、私の好奇心が勝り、急遽行き先は弥山川の双門コースに決定!

7:45 車を置いていざ出発。
一般車は入れないようにしてある柵をくぐって、しばらくは車一台分は優に通れる広さの砂利道が続いた。
木漏れ日の中、川音を聞きながらゆるやかに登っていくこと約40分。
分岐点に差しかかったが、言ってみればここでやっと入口に辿り着いたようなもの。
左の川へと下る道を進む。帰りはこの分岐点の右の道から下ってここに戻ってくるということだ。

広い川辺を通り過ぎると、なんだか赤目四十八滝のように、川景色を脇に眺めながら徐々に登って行く。
次第にあまり整備されていない山道や川の岩場を突き進みながらひたすら上流へ、上流へと。
川の透明度が高く、とってもキレイで癒される〜♪
川場では、どこで川を横切るかといったルート取りはガイド君まかせで私はひたすら着いて行くだけだったが、どの突起部分を足場にしてどの岩を掴むかといった細かい点は自分で考えながら進んでいく。

以前に一度だけ屋内のロッククライミング体験をしたことがあるのだけれど、その経験がここで生きてきた。
次第に難易度も上っていき、手足の届きにくい箇所には身体の遠心力を利用しながら勢いにまかせて足場を確保したりするようなことも。
一度は大きな岩を抱えるように抱きついてしまい、「次の持ち手はどこ〜!?」とプチ・パニックになったりも…、でもとにかくルート取りがパズルを解くみたいでとっても面白い!
うまくいった時が快感なのだ♪

滝も眺め、吊橋も渡り、ふふふ〜んとここまではゴキゲンな私。
食事はいっぺんに摂るよりもちょこっとづつ食べた方がいいということで、早めに10時半か11時頃に川辺でまず一回目。
おむすび3個のうち1個だけ食べて、早々に再出発。

ところがところが…、川からやや離れて山道を急激に上るコースに入った頃からだんだん私の体力の雲行きが怪しくなってきた。
以前から、登山に行くと友人に「○○ちゃん(←私のこと)って、平らなとこだと一緒におしゃべりして歩いてるけど、斜度がきつくなったとたんに静かにフェイドアウトしてペースも遅れがちになって、それからまた平らな所に差し掛かると追いついてきて、おしゃべりし始めるねぇ〜。とっても分かりやすいわぁ〜。ハハハ」と指摘されている私。
斜度があるととたんに息が上っちゃうのよね…(-“-;)
平らな道なら何時間でも平気なんだけどなぁ。
登山経験もほとんど無く、高い山といえば、子供の頃登った金剛山(1,125m)ぐらいしか思い浮かばない。
去年2度ほど六甲山に行ったけど、高さはそんなにないしなぁ〜。

そーんな自分の体力に不安を感じつつも、滝の上まで一気にほぼ垂直かと思うくらいの山道をひたすら上って行った。
ハシゴがハンパ無いくらいオンパレードに続く坂道、…ていうかほぼ崖じゃん!
滑ったり踏み外したりしないように気をつけながら、とにかく足に負担をかけないように、木の枝だろうが根っこだろうが…、岩だろうが鎖だろうが…、何でも掴んで体重を分散させながら一歩一歩慎重に進む。
余りにも急な斜度なので、三つ足や四つ足ではい登っていくってカンジかしら〜。
まるでケモノにでもなったような。
今ここで足を踏み外せば確実に死ぬなぁ…という箇所もたくさん有って、なんだかそれが普通に思えてくる。
不思議と怖さは感じなかったけど。
とにかく足を挫いたりしないように気をつけながら登り続けた。

心配していた暑さは、ずっと木陰を歩くので思ったほどひどくはなかったけれど、ちょうど川から離れて急勾配の山道へと差し掛かる頃、ズボンのポケットに入れていたハンドタオルを落としてしまったらしく、汗を拭くのが薄いハンカチ一枚だけとなり、思うように汗を拭えなくなってしまった。
他のタオルは帰りの温泉セットに入れて車の中へ置いてきてしまっていたのだ。アチャー!
(結局失くしたと思ったのは思い違いで、お茶を飲む時にタオルをザックの中に入れてしまっていたのだけれど、気付いたのは帰宅後。。。)

急な坂道の連続で心臓バクバクなのと、汗も大量にかいたせいか、途中で一瞬立ちくらみみたいになりかけたけど、なんとか最初の休憩ポイントの双門テラスに辿り着いた。
そこは自然の岩がテラスみたいになっていて、腰かけたりテーブル代わりに使えるのだ。
日本の滝100選の双門大滝を眺めるポイントにもなっている。
さぁそこでお昼休憩。
登りコースはちょうど3分の1ぐらいづつにこういった休憩ポイントがあり、この双門テラス、山小屋、狼平の山小屋とが約1時間半づつに分かれているらしい。

「えぇ?まだ半分も来てないの〜!?」
(ちょっとショック〜!)

少なくともまだ3時間は登って、下りも3時間かぁ…。
既に私のペースだと遅れ気味。大丈夫やろか…、と不安がよぎる。
そんな私を見かねて(?)、ガイド君が私のお茶の半分と雨具を持ってくれた。
それに粉末のアミノ酸も恵んでくれました。スミマセヌ。

さぁ、ここまで来ちゃったらもうとにかく前へ進むしかない。
でも休憩を終えて歩きだすと、
「あ、ちょっと足が重くなったなぁ…」
しっかりと腰を下ろして休憩すると後がしんどいというのが初めて分かった。

更に50分ほど歩いた頃にお茶休憩。
ガイド君がお茶しか持ってきていない私に、「汗で塩分などミネラルが失われるから、ポカリスエットとかを飲んだ方がいいよ。」とまたまた恵んでくださいました。
彼はポカリの粉末も用意してるから、いざとなれば川の水からいくらでも作れるからと。
お茶だけでなくポカリも補給して、さぁまた出発。

しばらく歩いていると、あれ!あれ? また昼前の時みたいな立ちくらみが…。
貧血に似た症状だ。
頭に血が巡ってこないカンジ。
冷や汗みたいに急にドッと吹き出る汗。
「さっき休憩したばかりなのに…」
と思いながら歩き続けようとした瞬間、急に吐き気が襲ってきた。

その場にしゃがみこむと同時に吐いてしまった。
続けざまに3回も。
固形物は無く、さっき飲んだポカリの液体だった。

!えらいこっちゃ!
!エライコッチャ!

食あたりでもないのに吐いちゃうだなんて、いったいどーゆーこと!?
こんなん初めて…。
体力の限界!?
どうしようーっ!(ToT)

ここから先、まだ優に2時間以上は続く上がり道。
でも今来た険しい道を戻るだなんて到底無理ッス!!!
途中で切り上げて逃げる下山ルートも無―い。


!!!!!絶対絶命のピーンチ!!!!!


さて、このあとどうなったかは、また次回。
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