今回、人生において1、2を争うほどのピンチに陥ったのだけれど、不思議とあまり悲観的にならなかった。
けっこう楽天家？
でもまぁそれは、ガイド君が影では色々気をもんでいたに違いないのに、深刻な表情を見せることがなかったのが大きな要因だと思う。
一度にゴールまでの時間を告げると私の気分が萎えてしまうことを憂慮し、目標時間を休憩ポイントごとに短く設置したりとか、下りの時も「あと２０分頑張れ、もうあと２０分急げ！」とずっと言い続けたりといった小分け作戦の配慮とか。
イザという時のそんな対処の仕方を見習わなくちゃ。
それと、体調も徐々に復活の方向へと向かったのも大きかった。
ま、くよくよ悩むヒマもなく、とにかく前に進むことだけに全神経を集中させてたのもあったかも。
それにしてもよく無事に帰って来られたなぁ…としみじみ。
ガイド君に大感謝！
驚いたことに、意外と身体にガタは来なかった。
（しっかり一日目と二日目に徐々に痛みは現れたけど、普段と変わらぬ筋肉痛ですんだ。ﾗｯｷｰ♪）
二本ストックの威力ってスゴイ！
↓そしてたまたま数日後、職場で熱中症注意マニュアルのようなものが回覧されてきた↓
（引用）
「熱中症の症状と分類」 ＜重症度は�掬� ⇒ �慧戮砲�けて次第に大きくなる＞
【分類�掬戞�
・めまい、失神（「立ちくらみ」という状態で、脳への血流が瞬間的に不十分になったことを示し、“熱失神”と呼ぶこともある。）
・筋肉痛・筋肉の硬直（筋肉の「こむら返り」のことで、その部分の痛みを伴う。発汗に伴う塩分（ナトリウム等）の欠乏により生じる。これを“熱痙攣”と呼ぶこともある。）
・大量の発汗
【分類�凝戞�
頭痛・気分の不快・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感（身体がぐったりする、力が入らないなどがあり、従来から“熱疲労”と言われていた状態。）
【分類�慧戞�
・意識障害・痙攣・手足の運動障害（呼びかけや刺激への反応がおかしい、体がガクガクと引きつけがある、真直ぐに走れない・歩けないなど。）
・高体温（体に触ると熱いという感触がある。従来から“熱射病”や“重度の日射病”と言われていたもの。）
ナルホドー。
これによると、私は�掬戮龍敍�の硬直は起こらなかったけど、�凝戮泙膿覆鵑税�中症だったんだとよく分かる。
今回の登山は、吐いた時はつらかったけど、能天気な初心者にはいい薬になったかと。
対応策とか山登りのあれこれを色々学べたように思うし。
付き合わされたガイド君にとってはメーワクなことだけど。
正直、最初にこの双門コースの説明を聞いた時は、まさかここまでダイ・ハードとは思っていなかった。
「沢登り」だとか「変わったコース」とか「めったに行けない」などの言葉に気をとられ、“上級コース”の言葉はサラッと聞き流してたかな〜〜〜(^_^;)>
一時はどうなることかと思ったけれど、普通なら絶対辿り着けないような世界を覗かせてもらえた♪
独力でなく、思いっきりゲタを履かせてもらってだけどね。
今度はちゃーんと自分の力で踏破できるようになりたい。
いつも日記は、行ったレストランや旅の記録をしておけば自分のデータベースになるかなと思って書いている。
今回の登山は書く気が無く、写真なども全く撮らなかったのだけど（そもそも撮る余裕なんて無かったし）、終わってみたら、とても貴重な体験だなぁ…と思って残しておくことにした。
熱中症も、もうかからないよう重々注意して登りたいと思います。
そうなの、全然懲りてないんだな、これが。
双門コース、いつかリベンジしたいデス。(^^;
★おまけ★
気付かぬうちに、ブヨの集中攻撃を受けていた。
顔に5ヶ所、腕に4ヶ所の合計9ヶ所も。ﾑｷｰｯ!!!!!
ホント、初めてなことばかり。。。（汗）
☆記録☆
最高点標高：1,675ｍ、最低点標高：689ｍ、標高差：986ｍ
上り累積標高：1,209ｍ、下り累積標高：1,344ｍ
合計距離：13.8km
大阪、奈良の最高気温：約34度
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